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スマートインターチェンジは、高速道路の本線上(本線直結型)またはサービスエリア (SA)、パーキングエリア (PA)、バスストップ (BS) に設置されているETC専用のインターチェンジ (IC)である(以下、適宜英語省略形のSA、PA、BS、ICで記載)。「スマートIC」や「SIC」〔NEXCO 西日本|年末年始の九州支社管内における渋滞予測と混雑対策 など〕と表記されることもある。なお、西名阪自動車道の大和まほろばスマートICのように、一部の出入口はETCを搭載していない自動車でも利用可能なものもある。 2004年(平成16年)10月より社会実験が行われ、2006年(平成18年)10月1日から一部で本格導入(恒久化)された。2009年(平成21年)2月の制度改正により、社会実験を行わず本格導入(恒久化)されている〔常陽新聞 スマートIC、財政負担が大幅軽減 より〕。 == 一般のICとの相違点 == 従来のICに比べて簡易な設備であり、一般的に低コストで導入できる。また、補助事業の対象外である。なお、バスストップ型はPA型やSA型に比較すると数倍のコストがかかる。そのため、国会において「メタボインター」との批判を受けた事もある〔2008年2月26日の第169回国会・衆院国土交通委員会 における森本哲生議員の発言より〕。社会実験が前提となっていたが、社会実験を不用とする動きがある。 近年、高速沿線自治体からは観光地や商業施設への誘致を兼ねてスマートインター整備に向けた動きを見せるところも出てきている。なお、高速道路建設が計画段階かつ沿道に広い敷地が取れる場合、自治体等の意向により通常のインターチェンジが設置される場合もある。この場合は、原則として大型車も含めた全車両が利用できることが前提となる。 なお、利用する側にとっては以下のような相違点がある。 ; レーンのバックアップのないICであることによるもの * 故障等で利用できない場合は近隣のICを利用しなければならない。 : ETCゲート(発進制御棒)が故障の場合、一般のICでは有人の料金所を通ればよいが、スマートICは無人であるため、そのような対処が出来ない(実験段階では、監視員などを配置していたこともあった)。 * 利用できる時間や利用できる車種が限定されている場合がある。 ; ETCゲートの相違点 * 一般のICのETCゲートは徐行通過(ノンストップ)出来るが、スマートICでは、ETCゲートの直前で車両を停止させなくてはならない(路側機が無反応の場合は、通信開始ボタンを押す)。 * ETC非搭載車の誤進入に対応するため、Uターンスペースが設けられていることが多い(最近では、Uターンスペースを設けることが義務付けられつつある)。 ; 大型車のスマートICの通行 * 当然のことであるが、一般のICでは大型車・特大車・(大型特殊車〈高速走行可の特殊車〉)といった全ての車両が通行(IC利用)できる。しかし、スマートICでは中型車・大型車・特大車の通行(IC利用)ができないところもある(中型車は利用できるが、大型車は利用不可のところもある)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スマートインターチェンジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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