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スミナガシ : ウィキペディア日本語版
スミナガシ

スミナガシ(墨流、 ''Dichorragia nesimachus'') は、チョウ目(鱗翅目)・タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。日本からヒマラヤまでを含む東南アジアに分布する森林性のチョウで、成虫地に青緑色を帯びた独特の模様をしている。
== 特徴 ==
成虫の前翅長は32-44mmで、メスの方がやや大きい。翅の形はオオムラサキゴマダラチョウに似てわずかに丸みを帯びた三角形で、目立つ突起などは無い。
翅色は前後・表裏とも青緑色を帯びた灰黒色が地色で、前翅前縁に細長い斑が数個縦に並び、中央部にも白斑が点在する。外縁には白斑が1列並び、その内側には白斑を挟むように「」の字型の白斑が前翅2列、後翅1列並ぶ。また、後翅は前縁がみを帯び、くの字白斑の内側に青い斑点が並ぶ。なお、型(春に発生する個体)は型よりも白斑が大きい。
ストローのような口の部分は赤色であり、周りの身体の色に比べて目立っている。
スミナガシという和名は、黒っぽい中にも複雑な模様がある翅を「墨流し」で作った模様に喩えたものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スミナガシ」の詳細全文を読む



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