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スミレ : ウィキペディア日本語版
スミレ

スミレ(菫)は、スミレ科スミレ属植物の総称であるが、狭義には、 という和名である。
ここでは種としてのスミレを記す。なお、類似種や近縁種も多く、一般にはそれらを区別せずにスミレと総称していることが多い。それらについても下記を参照されたい。
== 特徴 ==
種名としてのスミレ()は、道ばたを咲かせる野草である。深い菫色)の花を咲かせる。
地下茎は太くて短く、多数のを根出状に出す。葉は際から出て、少し長めの葉柄があって、少しやじり形っぽい先の丸い葉をつける。
花は独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きいので、花の形は左右対称になる。ラッパのに当たるのは大きい花弁の奥が隆起したもので(きょ)という。花茎は根際から出て、やや立ち上がり、てっぺんで下を向いて花のラッパの管の中程に上側から着く。
平地に普通で、山間部の道ばたから都会まで、都会ではコンクリートのひび割れ等からも顔を出す。
山菜としても利用されている。葉は天ぷらにしたり、茹でておひたし和え物になり、花の部分は酢の物吸い物の椀ダネにする。ただし他のスミレ科植物、例えばパンジーニオイスミレなど有毒なものがあるため注意が必要である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スミレ」の詳細全文を読む



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