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スライドギター
スライドギター(slide guitar、別名:ボトルネックギター)は、ギターの奏法のひとつ。スライドバーと呼ぶ棒を指に装着または持ち、弦がフレットや指板から浮いた状態のままバーを任意の位置で弦に接触させ、ピッキングして発音する奏法である。 == 概説 ==
別名であるボトルネックギターの由来は、もともとは薬瓶や酒瓶などの瓶の首の部分をカットしたもの(ボトルネック)を使用していたことによる。 スライドギターの利点は、弦をフレットに触れさせずに音程を得られるため、スライドバーをスライドさせることで、微分音の表現やポルタメントが可能になり、特有の幅広いビブラートやグリッサンドを行えることである。チューニングはオープン・チューニングにする場合が多い。スライドギターは音程が不安定になりやすいため、初心者は相応の練習を要する。 音楽理論的に不協和音が多数存在する為、この奏法を敬遠するミュージシャン、ギタリスト、プロデューサー、サウンドプロデューサー、アレンジャーも少なからず存在する。この奏法は主にハワイアンやブルース、カントリーミュージックなどでの必須奏法として発達し、スライド奏法の演奏に特化したスティール・ギターがある。通常のスパニッシュ・タイプのギターにおいては、リゾネーター・ギター(一般にドブロ・ギターと呼ばれるギター)などが、音量が増大して金属音の独特な効果が出ることも相まって、好んで用いられた。その後ブルースがエレクトリック化し、それを基本としたロック・ミュージックの隆盛と共に、エレクトリックギターでも素晴らしいスライド・プレイをするミュージシャンが多数現れている。ドウェイン・オールマンやローウェル・ジョージ、ジェシ・エド・デイヴィス、ライ・クーダー、エルモア・ジェームス、デレク・トラックスらは、スライド・ギターの名手として知られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スライドギター」の詳細全文を読む
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