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スラブ軌道[すらぶきどう]
スラブ軌道(スラブきどう)は、鉄道の線路あるいは軌道に使われる道床の一種。新幹線、高架線路などに多く採用されている。 == 概要 == 旧来のバラスト軌道では路盤上に砕石による道床を設け枕木・レールを敷設する。これに対し、スラブ軌道はコンクリート路盤上に軌道スラブと呼ばれるコンクリート製の板を設置し、その上にレールを敷く構造である。コンクリートによる軌道構造であることから、軌道狂いが発生しにくい省力化軌道の一つである。 同様に省力化軌道である直結軌道では、コンクリートを場所打ちとしているが、スラブ軌道では工場で製作されたプレキャストコンクリートによる軌道スラブ(長さ5m・幅2m・厚さ20cm)を現場に搬入して、コンクリート路盤の上に調整用のセメントとアスファルトの混合モルタル層(厚さ約50mm)を介して設置され、コンクリート路盤に設置された突起コンクリートが軌道スラブの水平方向の力を負担する形で固定して、レールは軌道パットと上下左右に調整できる締結装置を介して軌道スラブ上に敷設される構造である。そのため、従来のバラスト軌道と同じく弾性を有しており、軌道狂いの整正が可能となっている。樋口芳郎(東京大学名誉教授、コンクリート工学)により開発された軌道であり、 また、国鉄の取得した特許のなかで、もっとも収益に貢献した例といわれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スラブ軌道」の詳細全文を読む
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