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スラヴァ級ミサイル巡洋艦 : ウィキペディア日本語版
スラヴァ級ミサイル巡洋艦[すらヴぁきゅうみさいるじゅんようかん]

スラヴァ級ミサイル巡洋艦(スラヴァきゅうミサイルじゅんようかん)は、ソ連ロシア連邦ウクライナミサイル巡洋艦〔ロシア語ではミサイルロケットの区別が一単語ではなされないため「ロケット巡洋艦」と翻訳されることもあるが、ミサイル巡洋艦と同じことである。但し、ソ連・ロシア・ウクライナでいう「ミサイル巡洋艦」とは、西側でいう防空艦としてのミサイル巡洋艦ではなく、長射程艦対艦ミサイルを主兵装とする大型攻撃艦のことを指す。〕の艦級。なおこれはネームシップの当初の艦名に由来しており、同艦の改名後も踏襲されている。
西側諸国でもこの艦級名で呼ぶことが多いが、1番艦の名称が判明するまでは北大西洋条約機構(NATO)では「クラシナ級」のNATOコードネームで呼んでいた。ソ連海軍での正式名は1164型ミサイル巡洋艦()、計画名は「アトラーント」(、ギリシア神話の巨人に由来する)であった〔〕。
より大型の1144.1型ミサイル巡洋艦(キーロフ級)とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。その優れた性能から、2013年現在でも竣工した3隻全艦が現役にあり、ロシア海軍の各艦隊で旗艦を務めている〔。
== 来歴 ==
1971年、海軍総司令官セルゲイ・ゴルシコフ元帥は、当時建造が進められていた1134B型大型対潜艦(カーラ型)をもとに、その主兵装であったURPK-3「メテル」対潜ミサイル・システム(NATO名: SS-N-14)をP-500「バザーリト」艦対艦ミサイル(NATO名: SS-N-12)に転換した打撃巡洋艦の設計を提案した。ゴルシコフ案では船体を排水量にして2,700トン拡大する必要があるなど、いくつかの問題が指摘されたが、そのアイデアそのものは高く評価され、1972年4月20日、ソ連政府直轄の軍事産業管理委員会は、1134B型の近代化ではなく新設計によるミサイル艦の開発を指示した。これによって開発されたのが本級である〔〕。
これを受けて第53設計局は予備設計作業に着手、10月には海軍より戦術・技術規則が提示された。主任設計官は当初はルブツォフ設計官、戦術・技術規則提示後はペリコフ局長、1979年以後はムフチヒン次長とされた。1973年には原案が政府の承認を受け、1974年8月には技術案が承認された。しかし当時、本級の建造に当たる予定だったムィコラーイウの第445造船所では依然として1134B型(カーラ型)の建造が続いており、また本級に搭載予定であった新装備の開発も遅延していたことから、1番艦の起工は1976年まで延期された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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