翻訳と辞書 |
スリックタイヤ
スリックタイヤ(Slick tyre, Slick tire)とは、サイピング(排水用の溝)のない、舗装路面を走行するために使用される車両用のタイヤ。日本においては、道路運送車両法にて溝のないタイヤは公道で使用することができないため、純粋に競技用として用いられるタイヤである。 == 特徴 == 一般に市販されているタイヤは、ゴムと路面の摩擦によりグリップを得るが、スリックタイヤは路面との摩擦による発熱でタイヤ表面を溶かして路面に粘着してグリップを得ることを主目的としており、そのメカニズムはガムテープに似ている。そのためタイヤ表面が充分に加熱されていないと性能を充分に発揮することができない。その性質上、一般道の制限速度下では発熱によるグリップが得られず、逆に危険であるため使用されることはなく、主にモータースポーツにおいて乾燥舗装路面を走行する際に使用される。 溝がないため濡れた路面ではハイドロプレーニング現象が発生しやすく、水分がタイヤの熱を奪いグリップも著しく低下するため、雨天での使用は非常に危険である。この場合、スリックタイヤに溝を加工したカット・スリック、または雨専用のレインタイヤが使用される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スリックタイヤ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|