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スレイヤーズすぺしゃるの登場人物 : ウィキペディア日本語版
スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅ。の登場人物[すれいやーずすぺしゃる すまっしゅのとうじょうじんぶつ]

スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅ。の登場人物(スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅのとうじょうじんぶつ)では、神坂一ライトノベルスレイヤーズ』の外伝・短編集『スレイヤーズ すぺしゃる』および『スレイヤーズ すまっしゅ。』に登場するキャラクターについて記述する。
== 魔道士 ==
; 千の偽名(サウザンド)
: 声 - 郷里大輔
: 牡羊の頭蓋骨を頭に被る魔道士。自らを千の偽名を持つ魔道士と称し名乗りを上げる際、必ず直前に使ったものとは異なる偽名を使う癖があり、本名は不明。攻撃呪文は苦手であるが、死霊魔術を中心とする召喚・使役系の術者としては一級の力量の持ち主である。最初は殺人事件の犯人と思われていたが、実際は通りすがりの彼に暴行を加えた酔漢を自分の身を守ろうとして殺してしまっただけで正当防衛であった。事情を知らないリナに退治されるも一命は取り留め、復讐のため犯罪組織に雇われ戦うが、再度敗北する。最後はリナの素性を知って和解した。
: 本人曰く既婚者で、妻のミリエーヌはリナ=インバースのファンらしい。
: ラジオドラマでは、リナから「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」をお見舞いされるというワリに合わなすぎる結末を迎えた。
; リィナ=サンバース
: 自覚なし偽リナ。紛らわしい名前、流れの女魔道士、という条件が重なった上、リナの悪名が轟きだすのと同時期にやはり「盗賊団を1人で潰す」ということをしていたため、リナ=インバースの伝説は「自分の名前がなまって広まったもの」と勘違いしている女性。ナーガ曰く「にせブランド商品みたいな名前」。本物のリナとは違い正義の人で、どちらかというとアメリアに近いスタンスで盗賊団を潰している。リナとは対照的に身長もナーガと並んでもそれほど低くなく、プロポーションもそこそこでエルフを思わせる白い肌と銀髪の美人。呪文を丸暗記ではなく意味を理解してアレンジするだけの知識は持っており、リナの見立てでは魔道士としても優れた部類に入るとのこと。
: トミイ大塚による漫画版「すぺしゃる」の外伝にも登場し、アメリアとも面識があるとされている。SFC版ゲームにも登場するなど、他メディアへの出演も意外と多い。
; ゴール
: マクガレルに雇われた魔道士。ゼクターと共にレイミアを暗殺しようとした。数十体の動く鎧(リビング・メイル)と人形を操り、鎧の中とはいえ完全に気配を消すなど、なかなかの力量の持ち主。自分の身代わり人形を操り鎧の中に隠れて動く鎧(リビング・メイル)のふりをして相手の目を欺いて戦うが、策を見破ったリナの放った「振動弾(ダム・ブラス)」により絶命。
; グレナス
: 「漆黒の破壊者」を自称する魔道士。ミハエルの竪琴を借金のかたとして取り立てようとする。風系列の呪文を得意とし、枯れ葉を風で操り目くらましと刃物による攻撃を使っていたが、リナの「火の矢(フレア・アロー)」の炎が枯れ葉に引火して、全身火傷を負って倒れた。
; ケルン
: 声 - 石井康嗣
: レミーの父グルザムを殺して研究成果を奪った魔道士。下級魔族を憑依させたブラス・デーモンを使ってリナ達3人と闘うが、リナとナーガが「振動弾(ダム・ブラス)」で崩した天井の破片に直撃されデーモン共々倒れた。
; ハンニバル
: マレネイド・シティの近くにある塔に住んでいる魔道士。クレーネと共にレイリーを誘拐する。しかし、彼女を助けにきたリナとナーガに追い詰められ、爆薬を手にするがナーガ達と共に逃げたリナがレグルス盤を通して出した大声に驚いて、爆薬を落としクレーネと共に爆発に巻き込まれた。
; マーシャ
: 薬物調合に長けた魔道士。怖いことがあるとテーブルの下に隠れる習性があり、携帯用のテーブルを持ち歩いている。4年程前に恋人が自分を捨てて胸のあるバカ女に乗り換えたため、胸の大きくなる薬を開発。リナに材料調達の協力を依頼する。しかし、出来たのは薬の毒素で肌が腫れる薬であり、そのことを知ったリナに蹴りを食らわされた。
; メリル
: ウランバール賢者連盟に属する魔道士。長い銀髪をした、おっとりとした感じの愛らしい美人で間延びした話し方をする。1年程前に旅の途中で自分を襲った盗賊団を返り討ちにした際、彼らに自分達の親分になるよう頼まれ了承したが、性格が災いし盗賊らしいことは全くしていなかった。騙して罠にはめたリナとナーガによって部下共々役所に突き出されるが、役人が彼女が盗賊の親分だと信じなかったため無罪放免となり今でもウランバールで賢者をやっている。
; ルオ=グラオン
: 人生の全てを治療用などに使う白魔術の研究に捧げた現代の五大賢者の一人に数えられる老魔導士。ストレスなどで体調が悪かったのを死期が近いと勘違いして死を暗示するような置き手紙を残して、愚痴などを書いた雑記帳を持って失踪するが、引越し先の空気があったのか未だに元気に暮らしている。彼の持っていた雑記帳は意味深な置き手紙や彼自身の名声が誤解と憶測を生み、『ルオ=グラオンの書』と呼ばれ伝説になっている。
; ガードナー
: 声 - 結城比呂
: エレミーの恋人の魔道士。黒い長髪の美男子。知恵と魔道士としての実力はリナも一目おくほどだが、筋金入りの根性なしで始終他人の顔色をうかがい、雑用を押しつけられ文句も言えず、あとで一人で泣いている。エレミーの家で住み込みの家庭教師をやっていたが自分を変えるために家を出て悪の道に入ろうとする。
: しかし、結局犯罪はすべて未遂で終わり、見知らぬ他人に媚びるより愛する人にへこへこ生きるほうが幸せだと悟りエレミーのもとに戻ってきた。その後、クローブによりエレミーがコードウェル家に預けられ、リナに奪回を依頼。コードゥェル家後継ぎのバリスと決闘となるが、バリスも同様に根性なしだったため、決闘は流れエレミーと帰っていった。
; ウィニー
: 声 - 西原久美子
: 代々死霊術士(ネクロマンサー)をやっている家系に生まれた死霊術士。長い銀髪の女性。ゾンビスケルトンが生理的にダメで、アンデッドへの耐性をつけるために旅に出た。リナとナーガに相談し、肝試しを実行することになるが、余計に苦手になってしまい僧侶になって浄化呪文を研究する。その後、ルフィニアの陰謀でアンデッドによる騒動の犯人にされそうになる。アンデッドが浄化呪文で消されるのを見て、事件解決後アンデッドと人間が仲良く暮らす世界を作ることを誓う。
; アッサム
: ハッブルの息子。父親の反対を押し切り、魔道士になりたいと言って何年か前に家を飛び出した。コッフェルが孫のイリーズを呼び寄せることを聞きつけ、彼女を亡きものにしその罪を父親になすりつけコッフェルの財産を独り占めしようとした。リナに捕まった後、コッフェルを人質に取るが、イリーズによって倒され、ハッブルの手で役人につきだされた。
; ローザ=ライマン
: 元ライゼール帝国宮廷魔道士。長い銀髪の美人。2年前に元老院のメンバーが変わってソリが合わず国を出奔したとのことだが、あまりに無茶苦茶な行動からリナからは単にクビになっただけではと思われている。人権擁護団体を名乗る盗賊に騙されリナを狙うが、威勢よく宣戦布告したと思えば怖くなって暗殺者を雇うなど行き当たりばったりな行動をとる。宿に呪文を撃ち込んだり、無関係の村人を人質にとったり、あまりにやり過ぎた為リナとナーガにどつき倒され盗賊と共に役人に突き出される。
; ミシェール
: カルミドーン・シティの郊外の森に住んでいる呪術士。先祖が国王に貢献して森を貰い、広大な土地を保有している。呪術士だった母親から呪術士らしい行動を仕込まれ、呪術を依頼してくる人間としか接しなかったため世間とかなり感覚がズレており、常に灰色のマントを身につけフードで顔を隠し、時折「くくく」と含み笑いをするなど非常に怪しい行動をとる。近くの町で起こった家畜焼殺事件の犯人ではないかと疑われ、偶然出会ったリナに真相解明と普通の女の子になるためのアドバイスを依頼する。フードで隠れているので普段わからないのだが、金髪に白い肌、しなやかな四肢をした掛け値なしの美少女で、その姿をみた街の人の態度が豹変したほど。疑いが晴れ後にリナが聞いた噂によると、言い寄ってくる無数の男への対応に困っているらしい。
; ラガスタイン
: 非常に怪しい外見をした詐欺師。セイルーンの元神官と称してテシーモの村の人を騙し、アドバイザー料を騙し取り豊穣の祭りと偽りラギアソーン信仰の儀式を行わせ、彼らをラギアソーンに帰依させて、同志としようとしていた。子供騙しの嘘をついたり、骨董屋に騙されがらくたを買わされるなど、詐欺師としては三流だが魔道士としては超一級に分類できるほどの使い手で、召喚系列の呪文を使うほか、純魔族のラギアソーンと契約しているなど、強大な力をもっているが活用方法が分からず小悪党をやっている。ラギアソーンがペットの魔王竜(デイモス・ドラゴン)ジョンと再会してカタートに帰ってしまい、目を覚ましたクレヴィルに鉄の兜で昏倒させられた。
; グリムワルド
: 魔法の道具を研究する研究畑の魔道士。金髪の中年男性。領主の息子アリアスから出資を受け、魔法の道具を開発していた。しかし、完成したのが「煙が出ない焼き網」だったため、プロカル・シティに実物を届ける道中、アリアスが放ったエージェントに狙われることになった。何故か本人は「煙が出ない焼き網」を世界を一変させる素晴らしい発明だと信じて疑わず、襲撃を受けたのは研究成果を盗むためと思い偶然出会ったリナに護衛を依頼する。当然、こんなもので褒美がもらえるわけはなく、城からつまみ出されリナに依頼料前払い分を渡していた為、帰り道の路銀にも事欠く破目になる。
; レナード=ファンタズマ
: ウランバール賢者連盟に属する魔道士。青い目と銀色の髪をしたハンサムな青年で、賢者を自称しているが、頭はあまり良くない。アニムジアの花見場所を巡ってリナと対決する。プルーリーの実を使ってリナを眠らせるが、リナが最後の力で花見場所をゴーレム化し、その対抗として、領主の城の地面をゴーレム化したため、町を追放になってしまった。そのあとリナを恨んで場所取り勝負をたびたび挑んできたが、不用意な発言が原因でマリアから不測の攻撃を受けて倒れる。
; マリア=フローレンス
: レナードの助手。金持ち貴族の一人息子で、操縦しやすいからという理由でレナードを好いていたが、彼がプロポーションのいい大人の女性が好き、と言ったことから彼と別れる。その後、新たに見つけた金持ちのカイラムの傍にナーガがいたため、リナに彼女の排除を依頼する。しかし、彼がアンダーグラウンド・ファイトの司会だと知るやいなや、リナたちと一緒に組織ごと叩きつぶす。先端に刃のついた細い鎖を魔法で自在に操り、戦いの駆け引きにも長けている。
; ソリス
: 呪術士。銀髪で整った細面の若い男。ジオラントが前領主ハイゼズの悪行を国王に告発しハイゼズが領主を罷免されたため、領主と癒着して利益を得ていた父親の商売が破たんし家族も離散した。そのことでジオラントを逆恨みし、呪いをかけるために弟のシェザールに近づく。
; シャザード=ルガンディ
: 伝説の魔道士。研究タイプの魔道士であり、主な活動時期はリナ達が生きている時代の約400年程前であるが、リナの時代になっても運用されているマジックアイテムの半数近くが彼の基本設計によるものであるほど、大きな影響を残している。
: 伝説の魔道士の中でも経歴は特に謎に包まれており、異界黙示録の著者である〔異界黙示録は異世界に飛ばされた水竜王の知識なので確実にデマ。〕、300年以上生き抜いて光の剣を光の剣の勇者に与えたなど、真偽不明のエピソードが数多くある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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