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ズドブ・シ・ズドゥブ(ルーマニア語:)は、モルドバ共和国のキシナウを拠点に活動するバンドである。サンプリングを始めとしたヒップホップの要素や、ハードコア・パンクの要素、それにモルドバの伝統音楽やロマ音楽の要素などをミックスしたスタイルで長年にわたり活動を続けている。バンド名はドラムを叩く音を表す擬音語に由来する。ユーロビジョン・ソング・コンテストのモルドバ代表として2005年大会に参加して6位となり、同2011年大会にも出場を予定している。 == 来歴 == 1994年に結成された。当初はハードコアに近いスタイルで、歌詞は大部分がロシア語であった。キシナウで行われたチェルノブイリ原子力発電所の10周年を記念するイベントに参加し、1996年にはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの前座を務めた。 1998年ごろを境にその音楽性は変化をみせ、ルーマニア/モルドバの伝統音楽の要素が取り入れられ、また歌詞はすべてルーマニア語となった。1999年8月14日、ズドブ・シ・ズドゥブはロシアのバンドGorky Parkや、アメリカ合衆国のバンド・レッド・ホット・チリ・ペッパーズとともにモスクワの赤の広場で行われたMTVロシア・パーティに参加した。 モルドバの他にロシアやウクライナ、ルーマニア、ドイツ(1998年)、オランダ(2000年)、更にセルビア、ハンガリー、イタリアへもツアーの範囲を拡大している。2001年1月31日、モスクワにてエミール・クストリッツァのノー・スモーキング・オーケストラと共演を行った。 楽曲「(おはよう!)」では、皮肉めいたソビエト連邦・スターリニズム時代の懐古趣味的なビデオクリップを作成し、ルーマニア・ティミショアラのテレヴェスト・フェスティバルにて2001年ルーマニア・ビデオクリップ・オブ・ザ・イヤーに選出された。翌年には「(ジプシーとUFO)」がMTVルーマニアのミュージック・ビデオ賞を受賞した。 2003年には楽曲「Everybody in the Case Mare」が、コルネリウ・ポルンボユ(Corneliu Porumboiu)の短編映画『(街への旅)』のオープニングおよびエンディングのテーマ曲として使用された。 2007年9月30日、バンドはイギリス・BBC 1の番組「マイケル・ペイリンの新しいヨーロッパ(Michael Palin's New Europe)」に登場した。またこの年、インターネットを通じて、彼らの楽曲「DJ Vasile」をブラック・アイド・ピーズの「Don't Phunk with My Heart」とミックスしたビデオが作成されて出回った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ズドブ・シ・ズドゥブ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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