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ズルィンカ(ズルィーンカ、ズリンカ、、)は、ロシア西部のブリャンスク州最西部にある都市で、ベラルーシとの国境に近い。州都ブリャンスクからは南西へ225キロメートル。 ドニエプル低地に位置し、ズルィンカ川に沿う。ズルィンカ川はソジ川の支流イプチ川()へと流れる。人口は2002年国勢調査で5,372人。1989年ソ連国勢調査では5,586人であった。ブリャンスク州でも最小の市である。 == 歴史 == ズルィンカは1702年にロシア正教古儀式派の人々が作った集落であった。名前は、この地を流れるズルィンカ川に由来する。 1770年、皇帝エカチェリーナ2世はズルィンカを含む土地を伯爵ピョートル・ルミャンツェフ=ザドゥナイスキーに与えた。1862年にはマッチ工場が建ち、マッチ工場の集積するロシア有数のマッチ生産地となった。1925年に市の地位を与えられた。 第二次世界大戦(独ソ戦)では1941年8月にドイツ国防軍に占領されたが、1943年9月27日にチェルニーヒウ・プリピャチへの攻勢を進める赤軍ブリャンスク戦線により奪還された。 ブリャンスク州西部からベラルーシ東部にかけての地域には、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故で放射性降下物が降り注いだ。ズルィンカ地区(1959年廃止、1988年再設置)の大部分は居住禁止地域に含まれており、ズルィンカ市の経済も打撃を受けた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ズルィンカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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