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ズルナ : ウィキペディア日本語版
ズルナ

ズルナトルコ語: zurna)は西アジア諸国における民俗楽器の1つで、ダブルリード型の木管楽器である。
== 歴史 ==
古代ペルシア時代に作られた、ソルナというダブルリード楽器が起源であるが、現在に至るまで基本構造はあまり変化していない。現在この楽器の使用地域は拡がっており、各地域でさまざまな呼称がついている。トルコ以外では、例として、現代のペルシア語ではスルナアラビア語ではスルナイと称されているほか、地域によっては、ミズマール(mizmār, エジプト)やズルラ(zurla)などまだほかにもいろいろな呼称がある。中東のみならず、かつてオスマン帝国領だったブルガリアマケドニアなどのバルカン半島諸国でもこの楽器は演奏されている。
辛い音色をした非常に音量の大きい音を出す楽器であり、そのため室内楽にはあまり適さず、主に野外で演奏される。トルコをはじめ西アジア諸国においては、祭礼や舞踊などの音楽に不可欠な楽器である。
またズルナは、現在のオーケストラにおける、オーボエバスーン(ファゴット)の原型でもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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