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ズヴォニミル2世 : ウィキペディア日本語版
アメデーオ・ディ・サヴォイア=アオスタ (1943-)

アメデーオ・ディ・サヴォイア=アオスタ(、1943年9月27日 - )は、イタリアの王族。2006年7月7日より元イタリア王家であるサヴォイア家家長の地位を主張し、それまでの儀礼称号であった「アオスタ公」に代えて「サヴォイア公」を名乗った。また第二次世界大戦中に短期間存在したクロアチア独立国王位請求者でもあり、クロアチア王位の相続人としてはズヴォニミル2世()と名乗っている。
== 経歴 ==
スポレート公および第4代アオスタ公アイモーネと、その妻のギリシャ王女イレーネとの間の一人息子として、フィレンツェのヴィラ・デッラ・チステルナで生まれた。父アイモーネは枢軸国が建国した傀儡国家クロアチア独立国の名目上の国王「トミスラヴ2世」となっていた。アメデーオが生まれる3週間前に、イタリアは連合国に降伏していた。イタリアの同盟国だったドイツはイタリアを占領するべく侵攻を開始した。生まれたばかりのアメデーオは母、伯母、2人の従姉と一緒にドイツ軍に捕えられ、オーストリア強制収容所に送り込まれたが、後に連合国軍によって解放された。
1948年に父が死去すると、4歳で第5代アオスタ公爵、チステルナおよびベルリグアルドの公、ヴォゲーラ侯爵、ポンデラーノ伯爵の爵位を継承した。ヴェネツィアのを卒業後、イギリスに留学した。さらに帰国してリヴォルノ海軍大学に入学、同校を卒業してイタリア海軍に士官として入隊した。
現在、トスカーナ地方の都市カスティリオン・フィボッキの郊外にあるサン・ロッコ村で、2番目の妻シルヴィアと一緒に暮らしている。アメデーオは農業関係の幅広い事業に携わっており、自らの家名を冠したワイン「ヴィーニ・サヴォイア=アオスタ()」を製造・販売してもいる。2003年から2006年までは、ナポリ湾に浮かぶヴィヴァラ島の環境保護活動を行う団体の総裁を務めていた。
2006年7月7日、アメデーオは自分が「サヴォイア家家長でありサヴォイア公である」との宣言を行った。この宣言は元王太子であるヴィットーリオ・エマヌエーレが逮捕された直後に行われた。アメデーオの主張するところでは、「ヴィットーリオ・エマヌエーレ元王太子は1971年に父王ウンベルト2世の許しを得ずに結婚をした時点でイタリア王家の家督相続者としての地位を喪失していた」という。
これに対してヴィットーリオ・エマヌエーレとその息子エマヌエーレ・フィリベルトは、司法の場に訴えてアメデーオに「サヴォイア公」の称号を使うのを止めさせようと動いた。この件に関する最初の審理は2008年6月6日に開かれた。王制支持者組織である「イタリア王国元老院会議」の総裁であるアルド・アレッサンドロ・モラはアメデーオの主張を支持したが、これに同調した「元老院」メンバーは、62人中わずかに9人であった。アメデーオの支持者の中には、ヴィットーリオ・エマヌエーレの実妹であるマリーア・ガブリエッラ元王女がいる。ただしアメデーオによるイタリア王家家長位の請求は、元王太子であるヴィットーリオ・エマヌエーレを支持する君主制支持者たちから非難を受けてもいる。
アメデーオはウンベルト2世から聖アヌンツィアータ騎士団の騎士に叙せられているほか、聖マウリッツィオ・ラザロ勲章の最高勲章を受章しており、さらに聖ヨハネ騎士団名誉騎士でもある。また、マリリアーノパンテッレリーアアベトーネの3都市の名誉市民となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Prince Amedeo, Duke of Aosta (b. 1943) 」があります。



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