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セイタカダイオウ : ウィキペディア日本語版
セイタカダイオウ

セイタカダイオウ は、ヒマラヤ山脈に分布するダイオウ属の大型草本。アフガニスタン北東からパキスタン北部、インドネパールシッキムブータンチベットミャンマーの、標高4000-4800mの高山ツンドラ帯に自生する 。
形態は非常に特異なもので、全高1–2 m、同所に自生する全ての草本より大きく、谷を隔てた数km先からでも見ることができる。
半透明の苞葉が花を覆い温室のような構造となっていることから、温室植物と呼ばれる。この苞葉は高山の冷気と紫外線から植物体を守っている〔Iwashina et al. p.101〕。
== 形態 ==
植物体は円錐形で、淡黄色半透明の重なり合った繊細な苞葉を持つ。上部の苞葉の縁はピンク色になる。根元近くの葉は大きくて分厚く緑色で、赤い葉柄を持ち、幅広い基部を構成している。苞葉の裏側には膜状で壊れやすい、ピンク色の托葉がある。托葉の中には短いがあり、矮小な緑色のをつける〔Hooker p.94〕。
は1–2 mの長さで、人の腕と同じくらいの太さになり、断面は明るい黄色である。茎には爽やかな酸味があり、自生地では "Chuka" と呼ばれて食用とされる。茎の空洞には、多量の澄んだ水が蓄えられている。花期が終わると茎が伸び、苞葉は互いに離れて赤褐色になる。実が熟すと苞葉は落ち、ぼろぼろの茎に暗褐色の実をつけた穂がついているだけの姿となる。記載者のジョセフ・ダルトン・フッカーは、この姿を「冬に、この黒い茎が雪の中に立ったり、崖から突き出したりしている様を、周囲の荒廃した景色と合わせて見ると憂鬱な気分になる」と形容している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セイタカダイオウ」の詳細全文を読む



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