翻訳と辞書
Words near each other
・ セキュア
・ セキュアCD
・ セキュアOS
・ セキュアオペレーティングシステム
・ セキュアブレイン
・ セキュアベース
・ セキュア・テクノロジー・パートナーズ
・ セキュア・ベース
・ セキュアード・キャピタル・インベストメント・マネジメント
・ セキュアード・キャピタル・ジャパン
セキュア通信
・ セキュラム
・ セキュラリズム
・ セキュリタイゼーション
・ セキュリタリアン
・ セキュリティ
・ セキュリティインシデント
・ セキュリティオペレーションセンター
・ セキュリティキャンプ
・ セキュリティゲート


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

セキュア通信 : ウィキペディア日本語版
セキュア通信[せきゅあつうしん]

2つの主体が互いと通信する時に、第三者にその通信が聞かれることを望まなければ、その主体は他の誰もその通信内容が理解できない手段によって内容を渡すことを望むが、これは安全な手段による通信、あるいはセキュア通信(セキュアつうしん)として知られる〔ジェームズ・F・クロセ、キース・W・ロス『インターネット技術のすべて』(岡田博美監訳他、ピアソン・エデュケーション、2003年)538-540頁 ISBN 4-89471-494-9〕。
セキュア通信として求められる性質は機密性(confidentiality)、認証(Authentication)、メッセージ完全性(Message integrity)と否認不可能性(Nonrepudiation)、可用性(Availability)とアクセス制御(Access control)である〔What are the requirements for Secure communication?..Secure Messaging FAQ v1 1.pdf page 3 of 6〕。長い期間、セキュア通信の主要要素は機密性、認証、メッセージ完全性および否認不可能性と考えられてきた〔We define secure communication to require message integrity, confidentiality, authentication and non-repudiation.'Design and Validation of a General Security Model with the Alloy Analyzer' page 38〕。セキュア通信の概念に可用性とアクセス制御が導入されたのは最近である〔。
日常的な電話電子メールなどでの通信では盗聴の可能性を意識することがなくても、金融・商業(デジタル著作権)・外交・軍事などの分野での通信においては盗聴や改竄への対策が必要であろう。盗聴の可能性は、法律・資源・技術的な問題(傍受暗号化)やコミュニケーション量などの現実的な制限により、限定的であるとしても、安全性は保証されていないことには変りは無い。


== 歴史 ==

1898年ニコラ・テスラは発信者と受信者の間のセキュア通信を可能とする無線操縦のボートの実演をマディソン・スクエア・ガーデンで行った〔概略図はに示され、"回転式コヒーラ検波器"を説明している。〕。
セキュア通信の有名な形の一つには”グリーン・ホーネット(SIGSALY)”がある。第二次世界大戦の間、英国のウィンストン・チャーチル首相はアメリカ合衆国のフランクリン・ルーズベルト大統領に、重大な電話をかける必要があった。この電話では、輸送や部隊の展開のようなものについて話された。最初、この会話は安全と考えられていた無線電話を利用していた。あいにくナチスはオランダに盗聴基地を持ち、彼等は全てを聞くことができた。それが分かると直ちに無線電話の使用は停止され、 グリーン・ホーネットと言われる全く新しいシステムの利用が開始された。それは会話内容にホワイトノイズのコピーが行われて働き、通信相手の側では同一のコピーが除かれた。これは傍受している誰でもただのホワイトノイズを聞くことを意味し、しかし、二つの同一コピーが首相と大統領にあることで彼らには会話ははっきりしたものであった。最高機密だったため、グリーン・ホーネットの場所はそれを造った人間とウィンストン・チャーチルにのみに知られていた。そのため誰かがチャーチルがそれがある部屋に入るところを見ても首相が”掃除道具”の札がかかった物置に入るように見えるだけであった。今日でもグリーン・ホーネットの仕組みからそれが破られることはないと言われる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セキュア通信」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.