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セキュリティチップ : ウィキペディア日本語版
Trusted Platform Module
Trusted Platform Module(TPM)とは、セキュリティ(後述 #TPMでできること 参照)を実現するための、ハードウェアを持つセキュリティチップのこと。
通常はPCなどのマザーボードに直付けされていて、CPUからLPC経由でアクセスできるコプロセッサとして働く。

== 概要 ==
RSA暗号演算やSHA-1ハッシュ演算といった機能を有しており、チップ内で暗号化・復号、デジタル署名の生成・検証、プラットフォームの完全性検証を行うことができる。また、TPMの内部でRSAの鍵ペア(公開鍵秘密鍵)を生成することができる。
TPMの仕様はTCG(Trusted Computing Group)という国際的な業界団体で策定されており、最新のバージョンは1.2である。
ノートPCだけではなく、デスクトップPCにもTPMは搭載されている。Windows OSとしてはWindows Vistaが初めて正式にサポートした〔日経エレクトロニクス2007年10月8日号p101「初めてTPMに対応したWindows Vista」〕。Intelチップを搭載した初期のMacintoshにもTPMチップを搭載したものがある〔アップル、「Intel Mac」にセキュリティチップ搭載 (2005年8月5日)〕。
この技術は、さらに発展を遂げている。チップセット等の連携を強化した技術として、Intel Trusted Execution Technology がある。また、仮想機械むけの命令仕様拡張も提案されている〔vTPM: Virtualizing the Trusted Platform Module , 15th USENIX Security Symposium Abstract, Pp. 305–320 of the Proceedings 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Trusted Platform Module」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trusted Platform Module 」があります。



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