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酒石酸カリウムナトリウム[しゅせきさんかりうむなとりうむ]
酒石酸カリウムナトリウム(しゅせきさんカリウムナトリウム、Potassium sodium tartrate)は、2価のカルボン酸である酒石酸がナトリウムおよびカリウムと塩を形成した構造をもつ複塩。1675年ごろにラ・ロシェルの薬学者ピエール・セニエット(Pierre Seignette)によって初めて合成されたことから、ロッシェル塩またはセニエット塩とも呼ばれる。 == 性質と用途 == 無色または青白色をした斜方晶で、通常4分子の結晶水を含み化学式 KNaC4H4O6・4H2O で表される。水に非常によく溶ける(1111g/L)がアルコールには難溶。 やや塩辛く清涼感のある風味を持ち、EUでは食品添加物として認められている(E337)。薬学分野では下剤や利尿剤として用いられる。 穏和な還元作用をもつため、銀の無電解めっきを行う場合に還元剤として用いられる。古くは板ガラスから鏡を作製する際に利用された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「酒石酸カリウムナトリウム」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Potassium sodium tartrate 」があります。
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