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セパルトゥラ (Sepultura) は、ブラジル出身のヘヴィメタルバンド〔。現在までに全世界で2000万枚以上のセールスを記録しており、母国ブラジルにとどまらず世界的な成功を収めたバンドである。 バンド名の「セパルトゥラ」とは、彼らの母国語であるポルトガル語で「墓」を意味する。モーターヘッドのアルバム『Another Perfect Day』収録曲"Dancing on Your Grave"にちなみ、結成メンバーのマックス・カヴァレラが名付けた。 == 来歴 == マックス・カヴァレラとイゴール・カヴァレラの兄弟を中心として、ミナスジェライス州ベロオリゾンテで結成された。1985年にはパウロ Jr.とジャイロ・ガウデスが加入して、同年、オーヴァードーズとのスプリット・アルバムでレコード・デビューを果たした〔『ルーツ』日本盤CD(RRCY-3018)ライナーノーツ(有島博志)〕。1986年には、バンド名義でのフル・アルバム『モーヴィッド・ヴィジョンズ』を発表する。同作は、翌年にはドイツのレーベル「シャーク」を通じてヨーロッパでも発売された〔。2枚目のアルバムを発表した後の1987年にジャイロが脱退。後任として、マックスのローディーを務めていたアンドレアス・キッサーが加入した〔。 ブラジルで活動していた当時はブラックメタル色の強いサウンドであったが、ロードランナー・レコードと契約しアメリカに本拠地を移す中で、洗練されたスラッシュメタルスタイルに変遷。その音楽性は1991年の『アライズ』で頂点に達した。バンドは、同アルバムで全英アルバムチャートのトップ40入りを果たし〔ChartArchive - Sepultura 〕、アメリカのBillboard 200でも初のチャート・インを果たして119位に達した〔Sepultura - Awards : AllMusic 〕。 折からのポスト・スラッシュ、グルーヴ・メタルムーブメントの中で発表した『ケイオスA.D.』(1993年)は母国ブラジルの民族音楽の楽器やリズムを取り入れた重みのあるサウンドで、ビルボードチャートのトップ40に入る。続く『ルーツ』(1996年)では、マイク・パットンやコーンのジョナサン・デイヴィスと共演する一方で、ブラジル人ミュージシャンやブラジル先住民族とも共演して、ブラジル伝統音楽の色を強く打ち出した。 しかし、同年にイギリスで開催されたモンスターズ・オブ・ロックのステージに立つ直前、息子が急死したことを知らされたマックスが、妻でありバンドのマネージャーでもあるグロリアと共に会場を去ってしまう。土壇場でボーカリストを失ったバンドは3人編成でステージに立つことを余儀なくされた〔。この出来事がきっかけとなりマックスはバンドを脱退した。 バンドは新ボーカリストにデリック・グリーンを迎え、1998年にアルバム『アゲインスト』を発表。同アルバム収録曲「カマイタチ」では、日本の和太鼓集団鼓童と共演した〔。 2002年、バンドはロードランナー・レコードから離れ、新たにドイツのSPVや日本のビクターエンタテインメントと契約〔『レヴォルソングス』日本盤CD(VICP-62084)ライナーノーツ(有島博志、2002年12月12日)〕。同年には全曲ともカヴァーのEP『レヴォルソングス』をブラジルでリリース。2003年にはSPVからアルバム『ロアーバック』をリリースした。 2006年、10作目となるアルバム『ダンテ XXI』発表後、イゴールが脱退。バンドは後任に元ウドラのジーン・ドラベラを加えて活動を続ける。2008年には、母国ブラジルで放映されたフォルクスワーゲンのテレビCMに出演した〔セパルトゥラ (Sepultura)、フォルクスワーゲンのCMに出演! - CDJournal.comニュース 〕。2009年には、「時計じかけのオレンジ」にインスパイアされたアルバム『A-LEX』を発表した〔。 2010年、バンドは新たにニュークリア・ブラストと契約して〔Sepultura Signs With Nuclear Blast Records - Blabbermouth.net - 2015年6月7日閲覧〕、2011年には移籍第1弾アルバム『カイロス』を発表。 2011年、ジーンが脱退〔Former Sepultura Drummer Jean Dolabella: 'I'm Very Happy And Excited With My New Path' - Blabbermouth.net - 2015年6月7日閲覧〕。後任は元アンドレ・マトスのエロイ・カサグランデ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セパルトゥラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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