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セビリア大学(、略称US)はスペイン、アンダルシーア州、セビリアに本部を置く公立大学。建物は市内各地に分散しているが、本部はに置かれている。マラガ大学とともに、スペイン教育省から''Campus de Excelencia Internacional'' のカテゴリーを付与されたアンダルシーアTECH(Andalucía TECH)計画を推進している〔Ministerio de Educación, ''Proyectos seleccionados del Campus de Excelencia Internacional 2010 '', 21/10/2009〕。 == 歴史 == === 創設 === 現在のセビリア大学の前身は15世紀末に助祭長師によって創設されたコレヒオ・デ・サンタ・マリーア・デ・ヘスス(Colegio de Santa María de Jesús)にさかのぼる。 1505年ローマ教皇ユリウス2世の教書によってコレヒオに、神学、哲学、法学、医学、学芸分野における学位を授与する権限が与えられた。そして1551年セビリア議会はマエセ・ロドリーゴ・ラ・レアル協会に、正規の大学であるストゥディウム・ゲネラーレへ移行することを承認し、王国の他の大学と同等の特権を享受することとなった。 1621年の学則によると、セビリア大学は神学、教会法(Cánones)と法律(Leyes)、医学、学芸の4学部を有し、学芸学部においてはマエストロの資格を、その他の学部では大学前期課程修了資格(Bachiller)、学士(Licenciado)と博士の各学位を授与していた。 18世紀のカルロス3世治下の改革の高まりは、以前の学部のほかに自然科学分野教育の重視という時代の要請で、数学専攻課程を設け、近代のセビリア大学の原型となったエストゥディオス・デ・オラビデ計画(1768年)として具体化した。 また、同王の統治下でのイエズス会の追放後、ララーニャ通りにある同会の建物が勅令によって大学に与えられた。 19世紀初頭の2つの方向での大学教育改革で、まず小規模大学の削減がおこなわれ、バエサ(ハエン県)とオスーナ(セビリア県)の大学が、セビリア大学に統合された。また、サラマンカ大学の教育プランが国内のすべての大学に導入されることとなった。 この国内大学の均質化に合わせて、新しい研究への適応、また新規の講座および学部の創設、そして医学校の創設と、その後の学部への昇格、科学学部の組織化、専門的な神学校と図書館の創設、哲文学部の改革、神学部の廃止などが行われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セビリア大学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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