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セブンカフェ : ウィキペディア日本語版
セブンカフェ

セブンカフェは、セブン-イレブン・ジャパン2013年1月から展開しているコーヒーブランド。SEVEN CAFÉとも表記される〔1杯ごとに挽きたてをドリップ。 「SEVEN CAFÉ」夏までに約15,000店 全店拡大決定年間販売目標3億杯超!日本一のレギュラーフレッシュコーヒー販売拠点へ 2013年1月28日 2015年7月4日閲覧〕。
コンビニカフェブランドにおける導入時期ではコンビニエンスストア業界の中で最後発であるが、業界最大手としてそれに火を付ける形で、「コンビニエンスストアでコーヒーを買う」という新たな消費行動を根付かせた。
イトーヨーカドーなど、セブン-イレブン以外のセブン&アイ・ホールディングスの店舗にも展開されている〔10/2(水)『食品館イトーヨーカドー石神井公園店』オープン (セブン&アイ・ホールディングス プレスリリース 2013年9月24日)〕。

== 背景 ==
1980年代前半、セブン-イレブンはコーヒーの販売を開始する。都内のあるセブン-イレブン加盟店では1カ月間に7846杯のコーヒーを販売した。計算すると、1日で約260杯(当時の平均的な喫茶店のコーヒー販売量は1日50〜100杯)となる。そしてこのころから、「手を加えずに即座に食べられる商品」の品揃えが豊富になり始める。当時は店頭のコーヒーサイフォンでコーヒーを作り、注文のたびに小分けしていた。しかし、店舗が忙しく、マニュアルどおりに実行されないケースも多かった。
そこで、1988年から注文を受けてからその場で1杯ずつ作るドリップ方式に切り替える。また、木村コーヒー店(現在はキーコーヒー)がセブン用に開発したコーヒーマシンを3500店舗に導入し、コーヒーの種類を1種類から「ライト」「ミディアム」「ビター」の3種類に増やす。しかしこの方式にも、店内に悪臭が漂うという欠点があった。
1990年代に入ると、その問題を解決するためにカートリッジ方式に切り替える。しかし、この方式にも風味が損なわれるという欠点があった。
2000年代に入り、スターバックスなどのカフェが台頭。2002年にセブン-イレブンも「バリスターズカフェ」を開始すると、2005年には関西・東海地区中心に約1000店、最終的に2000店を展開し若い世代を中心に人気を得る。しかし、万人受けではないエスプレッソでの挑戦だったこともあり、店舗あたりの売り上げは25杯と決していいものではなかった。また、この時期に、日本人の嗜好にはペーパードリップ式が合うという調査結果を得る。
これらの経験をもとに、2011年には、セブン-イレブンがプロジェクトリーダーとなり、原料・製造・資材・機材などを提供するメーカーと共同で商品を開発する「チームMD(マーチャンダイジング)」という体制を整える。(実際に、コーヒー豆の調達は三井物産(後に丸紅も参画)が担当、紙コップ製作は東罐興業が担当、店頭に設置されるコーヒーマシン富士電機との共同開発〔富士電機技報 第86巻 第2号 富士電機 2013年3月30日、153 (69) ページ〕、コーヒマシン、カップ、マドラーのデザインを佐藤可士和が担当している。)豆の精製にはウォッシュド方式を採用し、このブランドに「セブンカフェ」という名称が付けられる。そして、約2年の開発期間を経て、ブランドの展開を開始する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セブンカフェ」の詳細全文を読む



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