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セマフォリン
セマフォリン(英: Semaphorin)とは細胞間のシグナル伝達に関わるタンパク質群であり、神経回路の形成や免疫細胞の調節に関わっている。名前の由来は、神経細胞の軸索を伸ばす方向を決める物質として最初に発見されたことから、「手旗信号(semaphore)」に基づいて命名された。セマフォリンは細胞膜貫通領域を持つもの、GPIアンカーで細胞膜につながっているもの、分泌型のものと様々な種類があるが、セマドメインと呼ばれる共通した配列を有している。セマフォリンは神経軸索のガイダンスの他にがんの転移や多発性硬化症、アトピー性皮膚炎などにも関わっている。
== 種類 == セマフォリンはセマドメインに隣接する部分の配列の違いから7つのクラス(サブファミリー)に分けられている〔。このうちクラス1、2が無脊椎動物のセマフォリンであり、クラス3~7は脊椎動物のものである。これらとは別にウイルスが作り出すタイプ(クラスV)もある。膜型と分泌型に分けると、クラス1、4、5、6、7が膜型(ただし、クラス7はGPIアンカー)、クラス2、3、Vが分泌型である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セマフォリン」の詳細全文を読む
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