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構体 (鉄道車両)[こうたい] 構体(こうたい)とは、鉄道車両の車体において、台枠・骨組・外板などで構成され車体の強度を担う部分である。座席などの室内設備、照明、制御機器などは含まない〔川辺2010 81-84頁。〕。 == 概要 == 車体の底面にあたる部分が台枠と床であり、その上に進行方向左右にある側、車体の前後の妻(ただし運転台のある面は先頭や前面とも言う)、上を覆う屋根に囲まれた箱形の部分が構体である。 古い時代の客車などでは、鋼製の台枠が基礎となって構体全体を支え、その上に家屋の構造にも似た木造の構造物が載った形であった。つまり台枠が全体として荷重等を負担し、妻や側の部分は台枠上で自立しているのみであった(木造車)。日本の場合では昭和初期から、事故時の安全性等の問題により、鋼板・鋼材など金属の骨組や外板で車体を構成し、内装は木材を主体とした車両(鋼製車あるいは半鋼製車と呼ぶ)に移行し、さらに戦後は内装にも座席などを除いて金属を用いた全金属製車両に移っていった。この素材も当初は普通鋼が一般的であったがアルミニウム合金やステンレス鋼に変化してきた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「構体 (鉄道車両)」の詳細全文を読む
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