|
『セルピコ』(原題: ''Serpico'')は、1973年製作のアメリカ・イタリア合作映画。シドニー・ルメット監督作品。ニューヨーク市警に蔓延する汚職や腐敗に立ち向かう警察官の実話に基づいた作品。主人公であるフランク・セルピコをアル・パチーノが演じている。 1976年、『アウトロー刑事・セルピコ』としてデヴィッド・バーニー、バート・ヤング出演でドラマ化された(全15話)。パイロット版TV放送時題名『新セルピコ 孤独刑事最後の挑戦』。 == 概要 == 原作はジャーナリストのピーター・マースが執筆したフランク・セルピコの伝記である。マースの代理人に伝記の映画化を勧められたマーティン・ブレグマンが中心になって映画製作が開始された。当初ブレグマンはジョン・G・アヴィルドセンに監督を頼む予定だったが、政治的な側面を掘り下げたいアヴィルドセンと人間ドラマを中心に据えたいブレグマンの路線が対立、最終的にシドニー・ルメットが監督に選ばれた〔''Serpico:Real to Real''(『セルピコ』製作の模様を扱ったドキュメンタリー、パラマウント映画版DVD収録)〕。 映画は1973年12月5日に公開され、全米で約2980万ドルの興行収入を挙げた〔。本作品における演技でアル・パチーノは1973年度のゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)とナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の主演男優賞を獲得した。映画は同年度のアカデミー賞で主演男優賞と脚色賞にノミネートされたが、受賞には至らなかった。 パチーノが演じたフランク・セルピコは、警察組織内の汚職と闘い、1971年には汚職を告発した警察官としてアメリカでは有名な人物である。バッジナンバーは5566。2003年にアメリカ映画協会が選んだアメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100では、セルピコがヒーロー部門第40位にランクインした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セルピコ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|