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センコー株式会社()は、大阪府大阪市北区に本社を置く総合物流企業である。貨物自動車運送事業のみならず、鉄道利用運送事業、海上運送事業、国際物流事業、倉庫事業など幅広い物流サービスを提供している。 旭化成、積水化学工業、積水ハウスが大荷主であり、合成樹脂のバルク輸送や住宅建材輸送を手がけている点も特徴の一つである。 みどり会の会員企業であり三和グループに属している〔メンバー会社一覧 - みどり会 〕。 == 概要 == ルーツは1916年(大正5年)に発足した海運業者の富田商会であり、日本窒素肥料(現在のチッソ:事業会社としてはJNC)の原材料・製品の専属輸送がスタートだった。1941年(昭和16年)に日本窒素肥料の100%子会社となったことに伴い、日窒運輸株式会社と社名変更すると共に、日窒コンツェルンの一員としてその輸送部門を担っていたが、第二次世界大戦の敗戦により、1946年(昭和21年)、財閥解体が発令され、一旦解散することになる〔センコー株式会社刊「総合物流企業への軌跡 センコーの45年」1991年7月1日発行〕。 旧日窒運輸社員は新会社の設立を決め、新たに扇興運輸商事株式会社を立ち上げると共に、やがて社名を扇興運輸へと改めつつ、順調に業績を伸ばし、旧日窒コンツェルンの流れを汲むチッソ、旭化成、積水化学工業、積水ハウスといった化学・住宅メーカーを大荷主として、石化・樹脂物流や住宅物流をメインとする物流企業へと成長してゆく〔。 1973年(昭和48年)に社名を、カタカナのセンコーに改め、相前後してシンボルマークをグローバルアポロ、コーポレートカラーを緑色と白色と朱色に定める。人目を引くクリスマスカラーの車体にアポロマークが描かれているという、現在のセンコー車両のスタイルが確立したのはこの頃である〔。 近年の動向として、単に物を運ぶだけの運輸業からの脱却を目指し、「流通情報企業」という看板を掲げて、物流システムの情報化を強く打ち出している点が挙げられる。また、化学・住宅系の安定大荷主に頼るばかりでなく、新規顧客獲得を目指した量販・小売等の流通ロジスティクス事業を今後の成長の柱と位置づけ、新規物流センターを積極的に開設している。さらにモーダルシフトに対応した内航海運事業や通運事業、荷主企業の海外生産に対応した国際物流事業、サード・パーティー・ロジスティクス事業者として顧客によるアウトソーシングの要請に応える物流コンサルティング事業にも注力している。 セグメント別に見ると、物流事業が7割弱の売上高を出し、商事事業等が残りの3割強を占めるといった構成になっている。物流事業が主力であることには依然として変わりがないが、株式会社丸藤、株式会社スマイル、アスト株式会社といった、近年M&Aにより連結子会社化した企業の業績が寄与し、商事事業が急伸している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「センコー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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