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セントサイモン系(セントサイモンけい、''St. Simon Sire Line'')とは、馬(おもにサラブレッドとセルフランセ)の父系のひとつ。19世紀末から20世紀初頭にかけて大繁栄したが、現在ではマイナーな父系である。 == 歴史 == セントサイモン系はエクリプス系の中でもマイナーなキングファーガス系から分枝した。勢力は小さく、セントサイモンの父ガロピンがエプソムダービーを勝つなどはしたものの、基本的には細々と繋がっていた。 1881年にガロピンの子として生まれたセントサイモンは驚異的な強さと気の悪さ、遺伝力を持った馬で、一代にしてイギリスで支配的な血統となった。産駒も種牡馬として成功し、20世紀初頭にはイギリス国内の重賞の半分以上をセントサイモン系が勝つほどになった。 しかし、1910年ごろから急激に失速し、1920年ごろまでにイギリスではセントサイモン系はほぼ姿を消した。その後1940-1970年ごろには世界各地でふたたび活躍馬が見られるようになったが、21世紀に入った現在、勢力はふたたび小さくなっている。アメリカ合衆国でリボー系が多少の勢力を持っているのみである。 このほか、セントフラスキンの子孫が馬術競技分野で活躍している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セントサイモン系」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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