翻訳と辞書 |
ゼニイシ
__NOTOC__ ゼニイシは大型の有孔虫で、サンゴ礁の浅い海に普通に見られる。扁平な円盤状の形態から銭石の名がある。同じく有孔虫で名前は似るが貨幣石とは別。また、ウミユリ類の茎がバラバラになった化石を銭石と言うこともある。 == 概説 == ゼニイシ(銭石、''Marginopora'')は海洋に生息する有孔虫の一種である。炭酸カルシウムからなる扁平な円盤状の殻を形成し、成熟個体の直径は 1cm を超えるなど単細胞生物としては大型の部類に入る。 殻の中には細胞質があり、生体は殻の穴から糸状仮足を伸ばして海中の海藻や海草に付着し、これらの表面の有機物や微細藻類を摂食して生活している。他の多くの有孔虫と同様にゼニイシも共生藻を持っており、その光合成産物も利用しているとされる。ゼニイシは温暖な環境を好み、日本近海では沖縄県近海に見られる。同じ大型有孔虫であるバキュロジプシナやカルカリナ(星の砂を参照)と同様、サンゴ礁が広がる地域に多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼニイシ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|