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コブウシ
コブウシ(瘤牛、''Bos primigenius indicus'')は、家畜牛の一種。ゼビュー(ゼブー)、ゼビュー牛などとも呼ばれる。南アジアで家畜化された家畜牛の一系統である。熱帯地方を中心に、南アジア、アフリカ、マダガスカル、フィリピン、インドネシア、インドシナ半島、近東で飼育され、近年では北アメリカや南アメリカにも導入されている〔動物大百科10 p44〕。 == 特徴 == 現在、世界で飼育されている家畜牛は大きく2系統に分けられる。1つはヨーロッパおよびアジア北部をその源とするコブ無し家畜牛の系統であり、もう1つの系統がこのコブウシの系統である。コブウシは耐暑性があり、熱帯性の病気や害虫に対する抵抗力が強いため、家畜化された南アジアから、東南アジア・西アジア・アフリカなどの高温地域に導入された〔動物大百科10 p30〕。 コブ無し牛との身体的差異は、幅の狭い頭骨を持つ点、背中にコブを持つ点.長く垂れ下がった耳を持つ点、等である。加えて、首の下の長く垂れ下がった胸垂や、オスでは明確な陰茎鞘、メスではヘソ近くのたるんだ皮膚などを持つことが多い。和名の元となっている背中のコブはオスの方が大きく、ガウルやバンテンのコブが脊椎の棘突起で支えられているのとは異なり、筋肉もしくは筋肉と脂肪のみによってできている〔。角は頭骨の両側のやや離れた位置から真っ直ぐに上方(もしくはやや後方へ)伸びる〔動物大百科10 p34〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コブウシ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zebu 」があります。
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