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ゼラチナス・キューブ(Gelatinous cube)は、テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)に登場する架空のスライムである。“ゼラチン状の立方体”という和訳の通り、迷宮の通路をすっぽり塞ぐ四角い形状をしている。 ==掲載の経緯== ゼラチナス・キューブは同じスライム状のモンスターである、オーカー・ジェリーなどと一緒に、ウーズ(Oozes)として紹介されることが多い。 ゼラチナス・キューブが初めて登場したのはD&Dオリジナル版のサプリメント『グレイホーク』(1975、未訳)である。そこでは「迷宮では少なくない掃除屋の1つ」と紹介された。 アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ(AD&D)第1版では『Monster Manual』(1977、未訳)に登場。『ドラゴン』124号(1987年8月)にはエド・グリーンウッドによる“ゼラチナス・キューブの生態”特集が組まれた。同誌88号(1984年1月)にはシナリオ“The Ruins of Andril”に登場している。 D&D第2版(クラシックD&D)では『Dungeons & Dragons Basic Set』(1977、81、83)、『Dungeons & Dragons Rules Cyclopedia』(1991)に登場した。日本では83年度版が和訳されている。 AD&D第2版では、『Monstrous Compendium Volume One』(1989、邦題『モンスター・コンベンディウムⅠ』)の“ウーズ、スライム、ジェリー”の欄に、オーカー・ジェリー、グレイ・ウーズ、クリスタル・ウーズ、グリーン・スライムとともに登場し、『Monstrous Manual』(1983、未訳)に再掲載された。 D&D第3版では、『モンスターマニュアル』(2000)にオーカー・ジェリー、グレイ・ウーズ、ブラック・プディングとともにウーズとして登場し、3.5版でも改訂版『モンスターマニュアル』(2005)に登場した。『プレイヤーズ・ハンドブックⅡ』(2006)では、プレイヤーが所属できる組織の1つとして、知性を持ったゼラチナス・キューブである“笑顔”のゴーディンが率いるレステンフォード下水清掃者ギルドが紹介されている。第3版での装備品サプリメント、『Arms And Eguipment Guide』(2004、邦題『武器・装備ガイド』)では、ゼラチナス・キューブを乗騎として扱う奇妙な方法について記されている。 D&D第4版では『モンスター・マニュアル』(2008)にオーカー・ジェリーとともにウーズとして登場している。また、エッセンシャルズのモンスター集、『Monster Vault』(2010、未訳)でも、オーカー・ジェリー、グリーン・スライム、ブラック・プディングと並んで紹介されている。 D&D第5版では、『Monster Manual』(2014、未訳)でもブラック・プディング、オーカー・ジェリー、グレイ・ウーズとともにウーズとして登場している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼラチナス・キューブ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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