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ゼロゼロ物件[ぜろぜろぶっけん] ゼロゼロ物件(ゼロゼロぶっけん)は日本の住宅事情のひとつ。敷金と礼金の支払いを必要としない不動産賃貸物件の通称である。 == 概要 == 1988年頃から東京の大手賃貸業者により始められた事業形態であり〔読売新聞 「敷・礼なし「ゼロゼロ物件」トラブル続出、若者ら提訴へ」 (2008年9月20日時点のアーカイブ)〕、賃貸物件の供給過剰にともなう競争激化を背景に2005年前後から増加傾向となる〔日本経済新聞 2005年6月15日 夕刊 「敷金・礼金ゼロの死角」〕。初期費用が安く抑えられることから、低所得者層に人気があるとされている〔。
「ゼロゼロ物件」不動産賃貸借契約の貸し手側は、礼金だけでなく「原状回復費用」や「賃料不払いに備えた敷金」も「なし」としていることから、借り手側が契約期間中に支払う賃料を何らかの理由により支払えず契約義務を果たせない場合、その債務を担保し履行させる何らかの方法を確保せざるを得なくなる。そのような意味で、「ゼロゼロ物件」を敷金・礼金が必要ない単なる「格安物件」であると判断することは間違いである〔MSNマネー 「敷金礼金ゼロの物件、借りる時はここに注意」 〕。 「ゼロゼロ物件」の語は、現法政大学社会学部教授水島宏明によって付けられ、2005年に新聞〔、2006年にテレビのドキュメンタリー番組で紹介された〔テレビ東京 2006年5月28日 放送「歌舞伎町ゼロゼロ物件に集まる女達」『給与明細』〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼロゼロ物件」の詳細全文を読む
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