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セベク
セベク〔イオンズ『エジプト神話』172頁で確認できる表記。〕 (Sebek) またはソベク〔内田杉彦「古代エジプト人と神々 」(『明倫歯科保健技工学雑誌』7巻1号、明倫短期大学、2004年3月)41頁で確認できる表記。〕(Sobek) は古代エジプトの神。ソブク〔(Sobk)、Sochet、Sobki、Soknopaisとも呼ばれ、ギリシアではスコス〔 (Σοῦχος、Suchos) とされている〔。彼の名前は「妊娠するかしないかを決める者」を意味する〔『エジプト神話』172頁。〕。母はネイト〔、妻はレネネトである。 == 解説 == セベクは、鰐(クロコダイル。以下「鰐」と表記)がナイル川に深く依存していた国民に非常に恐れられたことから、鰐が神格化された神である。ナイル川で働いていたり、水面を移動したりしていたエジプト人は、鰐とナイル川の神であるセベクに祈るならばセベクが自分たちを川に住む鰐から攻撃されないよう保護するだろうと望んでいた〔Geraldine Harris and Delia Pemberton, Illustrated Encyclopedia of Ancient Egypt, Peter Bedrick Books, 1999. pp. 142–143〕。神セベクは、鰐または鰐の首を持ち〔ラーと同様の角・太陽円盤・2匹のウラエウスを組み合わせた頭飾りを付けた〔『エジプト神話』173頁。〕男の姿で表される、強大で怖がらせる神であった〔。セベクはまたミイラにされた鰐でも表された〔。 一部のエジプトの創造神話においては、世界を創造するため混沌の海から最初に現れたのがセベクであった〔。セベクは創造神として、太陽神ラーとしばしば関連づけられた〔。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sobek 」があります。
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