翻訳と辞書
Words near each other
・ ソブレメンヌイ級駆逐艦
・ ソブーザ2世
・ ソプデト
・ ソプラニスタ
・ ソプラニスト
・ ソプラニーノクラリネット
・ ソプラニーノサクソフォーン
・ ソプラニーノ・クラリネット
・ ソプラノ
・ ソプラノ (高垣彩陽の曲)
ソプラノクラリネット
・ ソプラノコルネット
・ ソプラノサクソフォーン
・ ソプラノサックス
・ ソプラノボイス
・ ソプラノリコーダー
・ ソプラノ・サクソフォーン
・ ソプラノ歌手
・ ソプラノ記号
・ ソプラーナ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ソプラノクラリネット : ウィキペディア日本語版
クラリネット
クラリネット管楽器の一種で、1枚の簧(リード)を振動源として音を出す単簧(シングル・リード)の木管楽器である〔下中直也(編)『音楽大事典』全6巻、平凡社、1981年〕〔安藤由典『新版 楽器の音響学』音楽之友社、1996年、ISBN 4-276-12311-9〕。

== 概要 ==
クラリネットは、ドイツニュルンベルクのデンナー(Johann Christoph Denner 1655-1707)が、1700年頃にシャリュモー:chalumeau)を改造して製作したのが始まりとされる〔アンソニー・ベインズ(著) 奥田恵二(訳) 『木管楽器とその歴史』 音楽之友社、1965年〕。シャリュモーはフランスの古楽器で、シングルリードの円筒形木管楽器であり、18世紀の後半頃までオーケストラに使用されていたといわれているが、現存する楽器は作者不詳のものが多く、関連資料もわずかしか残っていないため、製作年代はよくわかっていない。
パンフルートと同様に閉管構造の楽器で、全長のほとんどを占める管体の太さは、ほぼ一定である。閉管なので、同じ長さの開管楽器よりも、最低音が1オクターヴ低い。偶数倍音が殆ど発生しない〔ため、音波の波形は矩形に近く、独特の音色を持っている。
本体は大きく4つに分割することができ、吹口の側からマウスピースバレル管体ベルと呼ぶ。マウスピースには、リードリガチャーによって固定されている。今日単にクラリネットと言った場合は通常ソプラノ・クラリネットを指し、変ロ調(B♭)管とイ調(A)管が一般的である。両者は吹口の部分が共通なので、この部分だけを差し替えることもできる。B♭管の場合、全長67cm、内径15mm程度である。ソプラノ・クラリネット以上の大きさのものでは、管体をさらに上部管(上管)と下部管(下管)に分割できるものが多いが、これは可搬性を優先させたためであり、必ずしも音色や音質、音程などの面で優れているわけではない。少数派ではあるがソプラノ・クラリネットでも一体型の管体を持つものが存在する。
クラリネットには同属楽器が多く、クラリネット属と総称する。音域を変えるために管の長さを変えたものであり、運指などは殆ど同じである。ハ調のソプラノ・クラリネット以外は移調楽器として扱われる。同属の中のバセット・ホルン1770年頃にバイエルンのマイヤーホーファー(Mayerhofer)によって、バス・クラリネット等の低い音域のクラリネットの原型は1838年頃にベルギーアドルフ・サックスによって作られたといわれている〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クラリネット」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Clarinet 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.