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ソミュール戦車博物館(ソミュールせんしゃはくぶつかん)は、フランスのメーヌ=エ=ロワール県、ロワール川流域のソミュール市にある戦車博物館。現地フランス語表記での名称はMusée des Blindésとなり、日本語に直訳すると"装甲車両博物館"となる。 == 概要 == ソミュール戦車博物館はアバディーン陸軍兵器博物館、ボービントン戦車博物館、クビンカ戦車博物館、ラトルン戦車博物館などと並ぶ世界有数の戦車博物館で、880両以上の戦車・装甲戦闘車両が保管されており、スペースの制約によって、そのうち約200両程度が展示されている。コレクションはフランス製のものだけでなく、世界各国の様々な時代に渡るものである。 ソミュール戦車博物館は1977年、フランス軍のMichel Aubry大佐の主導により、フランス陸軍機甲部隊の資料館として設立された〔田宮模型 ソミュール戦車博物館 取材レポート〕。このため、歴代館長をはじめとする博物館スタッフはフランス陸軍所属の軍人である〔。Aubry大佐の掲げた博物館のポリシーとして、可能なものはなるべく稼動する状態にレストアする、というものがあり、現在も実際に稼動する状態で200両以上の車両が保管されている。完全に稼動するティーガーII重戦車は世界でもソミュール博物館所蔵の一両のみである〔田宮模型が発売したラジコンのティーガーII戦車のエンジン音を再現するために、この博物館の所蔵車するティーガーIIのエンジン音が録音され、使用された。〕〔ティーガーIの唯一の稼動車両(131号車)はイギリスのボービントン戦車博物館に所蔵されており、映画フューリーにも出演した。〕。 毎年7月には、一般来館者に向けて、所蔵車両を走行させるデモンストレーションイベントが開催されている。このイベントは"カルーセル・デ・ソミュール"(Carrousel de Saumur, ソミュールのメリーゴーランド、の意)と呼ばれている。 ソミュールには昔から騎兵部隊の訓練場があり、現在もフランス軍の学校(Ecole de cavalerie)がある。ソミュール戦車博物館はこの学校の教育施設としての役割も併せ持っている。 日本の出版社である大日本絵画からは、ソミュール戦車博物館の戦車や装甲車両を取材した資料写真集が「パンツァーズ・アット・ソミュール」の名称で刊行されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソミュール戦車博物館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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