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ソラリアターミナルビルは、福岡県福岡市中央区天神二丁目にある西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅の駅ビル。 西鉄福岡駅ビル(ソラリアステージビル北側、福岡パルコ本館増床部)とは異なる。 == 概要 == 西日本鉄道(西鉄)による西鉄福岡駅周辺の再開発事業「天神ソラリア計画」の第二期工事かつ主たる建設工事として建設された。駅のほかバスターミナル(西鉄天神高速バスターミナル)と百貨店(福岡三越、2010年10月1日より岩田屋三越が運営)などが入居している。位置関係としては、西はソラリアプラザと警固公園に、北はきらめき通りを挟んでソラリアステージに接している。東は渡辺通りに、南は国体道路に面している。 かつて西鉄福岡駅(当時)南の高架下に位置していた福岡バスセンター(当時)に出入りするバスやタクシーが渡辺通りの歩道を横断して危険性が増していたことと、警固公園方面から渡辺通方面に向かう動線をバスセンターが分断していた〔ことから、天神ソラリア計画以前から行われていた西鉄大牟田線(現・西鉄天神大牟田線)連続立体化事業に合わせる形で交通施設の再編を行うことを主目的としており、1階にあったバスセンターを3階に、駐車場入口・タクシーブースを4階に移設し、それぞれのアプローチ部を西鉄大牟田線沿いに南に伸ばして渡辺通りと直接接続しない構造とすることで渡辺通り歩道との平面交差を解消し、あわせてビル1階に複数の東西自由通路を設けることで、渡辺通りと駅西側エリアを面的に接続させることに成功した。 建築にあたっては、西鉄からの要請〔により仮駅は設けられず、「既存の電車駅・バスセンターの営業を続けながら、安全を確保し、最短の工期で建物を完成させる」ことを前提に設計が考えられている〔。具体的には、元々の西鉄福岡駅南側の高架橋を東側に渡辺通ぎりぎり(旧バスセンター上空)まで幅を広げ、高架フロアに組柱と28.5mの大スパンを組み合わせた無柱空間を構築し、この幅の中で軌道切り替えを頻繁に行うことで通常営業を続けながらビル建設と新ホームの構築が行われた。建物そのものも、逆打工法を採用して工期の短縮を図った。 上述のように、高架全体を覆う構造でビルが建設された結果、南北の長さが220mにも及ぶという、細長い構造のビルとなった。また、大規模再開発で建設されたビルにもかかわらず、地上52.70mの9階建てにとどまるが、これは天神一帯が福岡空港の制限区域に該当するためという理由もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソラリアターミナルビル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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