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ソリッドイマージョンレンズ(Solid immersion lens : SIL)とは試料を高屈折率媒体で満たすことで、通常のレンズより高拡大率、高開口数を達成するためのレンズである。 SILは最初に光学顕微鏡での空間分解能を増強するために開発された。〔Wu et al. Realization of numerical aperture 2.0 using a gallium phosphide solid immersion lens Applied Physics Letters 75(26) 4064 (1999). 〕 SILには以下の2種類がある。 * 半球レンズ型 SIL: レンズが半球型をしており、平面部分が試料に接しているもの。理論的には開口数がレンズを構成する屈折率倍される。 * ワイエルシュトラス SIL (超半球 SIL または 超SIL): 高さがで切り取られた、半径の球形をしたレンズ。理論的には開口数がレンズを構成する屈折率倍される。 ==SILの応用== === ソリッドイマージョンレンズ顕微鏡 === すべての光学顕微鏡は光の波動的性質により回折限界がある。SILを用いることにより、空間解像度を空気中での回折限界以上にすることができる。これはfar-fieldイメージング、near-fieldイメージングの双方に用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソリッドイマージョンレンズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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