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ソルトレイクシティ
ソルトレイクシティ()は、アメリカ合衆国ユタ州の州都。同州の最大都市で、市域人口は180,651人(2007年)、都市圏人口は1,099,973人(2007年)。末日聖徒イエス・キリスト教会が築いた宗教都市であり、同教の本部が置かれている〔#近代の神々と建築143頁〕。ロッキー山脈の西部に位置する州の北部に位置し、西部高原地域の経済・文化の中心地となっている。2002年には冬季オリンピック(ソルトレイクシティオリンピック)を開催した。 == 歴史 ==
ソルトレイクシティは末日聖徒イエス・キリスト教会(通称モルモン教)が拓いた町として知られる。1830年にジョセフ・スミス・ジュニアによって設立されたモルモン教は、教義や急激な拡大により度々周囲との衝突を余儀なくされた。1831年にミズーリ州ジャクソン郡インディペンデンスを拠点とするが抗争により追放される〔#近代の神々と建築147頁〕。続いてミズーリ州ファー・ウエストやイリノイ州ナヴーへの入植を試みるも失敗する〔#近代の神々と建築147-154頁〕。1844年、初代教祖ジョゼフ・スミス・ジュニアが暴徒の襲撃を受け死亡、ブリガム・ヤングに率いられたら1派はフロンティアを求めモルモン開拓者として西方に移動を開始した〔#近代の神々と建築155頁〕。1847年7月24日、グレートソルト湖南東の砂漠にヤングは都市を築くことを宣言した〔#近代の神々と建築157頁〕。周辺は山岳や荒野、塩湖に囲まれた苛酷な環境であったが、1848年の人口は5000人、翌年8000人と増加し、さらにゴールドラッシュの中継地点となったことが発展を確実なものとした〔#近代の神々と建築158頁〕。その後も駅馬車や大陸横断鉄道の要所として成長を続けたが、モルモン教を巡る混乱と議論はユタ戦争やユタ準州の昇格問題など、その後もしばらく続いた。
第二次世界大戦中に太平洋岸の諸都市で強制収容キャンプに移住させられた日系人を戦後積極的に受け入れたことから、現在でもアメリカにおいて日系人の比率が高い都市の一つとなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソルトレイクシティ」の詳細全文を読む
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