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ソルビトール : ウィキペディア日本語版
ソルビトール[そるびとーる]

ソルビトール (sorbitol) はグルコース還元し、アルデヒド基ヒドロキシ基に変換して得られる糖アルコールの一種。ソルビット (sorbit) またはグルシトール (glucitol) ともいう。甘味があり、食品添加物などに用いられる。
バラ科ナナカマド属 () の植物から発見された糖アルコールのため、ソルビトールと命名された。
== 植物体内での機能 ==
バラ科の植物は、光合成産物のデンプン篩管を通じて転流するときに、デンプンの加水分解で生じたグルコースをソルビトールに変換する。スターキングデリシャスなど、リンゴの品種の一部では、果実内に転流してきたソルビトールを、グルコースやフルクトースといった糖に変換する代謝系が果実の成熟に伴って停止しても、果実内へのソルビトールの転流は継続する。そのため、果実内の維管束周辺にソルビトールが蓄積していわゆるリンゴの「蜜」と呼ばれる半透明部分を形成し、果実の成熟の指標となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ソルビトール」の詳細全文を読む



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