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ソロモンの指輪 : ウィキペディア日本語版
ソロモンの指輪[そろもんのゆびわ]
ソロモンの指輪(ソロモンのゆびわ)は、偽典のひとつとされる『』に記された、ヤハウェの命を受けた大天使ミカエルよりソロモン王に授けられた指輪である。
ソロモンの指輪は真鍮でできており、様々な天使や悪魔を使役し、あらゆる動植物の声までをも聞く力を与えると伝えられている。
== 概要 ==
エルサレムで建設中の神殿が思うように進まず、困り果てたソロモン王は、モリヤ山の高く突き出た岩に登り、神であるヤハウェに祈った。すると突然、まばゆい光と共にエメラルドの翼を持つ大天使ミカエルが現れ、黄金に輝く指輪を差し出して言った。
その後、ソロモン王は指輪の力により、多数の天使や悪魔を使役し神殿を建築した。良き魔神(天使)を使役する場合は真鍮の部位を、悪き魔神(悪魔)を使役する場合は鉄の部位を投げ当て、呪文を唱えるといかなる魔神も強制的に従わせた。
しかし、後の時代の『レメゲトン』にあるような、悪霊を使役したとするような記載は旧約聖書には見られない。
なおゼバオト(Sabaoth、Zebaot、Zebaothなどと綴る)は「軍勢の長」といった意味で、ヘブライ語経典でヤハウェの異称としてしばしば用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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