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タイタニアの登場人物 : ウィキペディア日本語版
タイタニアの登場人物[たいたにあのとうじょうじんぶつ]

以下、登場人物名の下部に記載した「声:名前」はアニメ版における声優。原作に無い設定については個別に標記する。
== タイタニア一族 ==

=== 五家族当主 ===
タイタニア一族の宗家といえる五家それぞれの当主。第2代の無地藩王(ラントレス・クランナー)ヌーリィ・タイタニアの5人の息子をそれぞれの先祖としており、この5人の嫡流子孫をメンバーとする五家の同族会議がタイタニアの最高意志決定機関である。
この5人のうちの1人が一族の総帥でもある無地藩王に選ばれ、他の4人はヴァルダナ帝国公爵の身分を有する。物語開始時点での当主は、壮年の藩王といずれも20代の四公爵であり、四公爵および無地藩王の嫡子のうちの1人が次期藩王になると定められている。
; アジュマーン・タイタニア
: 声 - 三宅健太
: 40歳。第8代無地藩王。銀灰色の髪をした彫刻的な容姿を持つ。第3代以降の歴代総帥には際立った才能の持ち主はいなかったが、彼は久々に登場した傑物であり、第2代当主ヌーリィの再来と呼ばれる冷徹な切れ者である。物語開始から5年前の星暦441年に藩王に指名される。異母兄はヴァルダナ帝国軍務大臣を務めるエストラード侯爵。正妻との間に6歳の息子テオフィルスがいる他、幾人かの庶子が存在している。
: ジュスランの見立てでは、周囲の状況に合わせて冷徹なタイタニア当主の仮面をはじめ、さまざまな仮面を被ってその役割を演じてきた空虚な人物(ただ、これはジュスラン自身の事でもある)。また、若き四公爵を排し、自身の息子であるテオフィルスに藩王の地位を継がせるつもりではないかという憶測もされていた。
: ドクター・リーの見立てでは、受け継いだだけのタイタニア当主である地位に満足できず、自身が英雄となることを欲し、そのためにタイタニアを弱体化させるよう裏から手を回していた。
: ジュスランに撃たれて死亡するが、自身の死亡に合わせて「天空の城(ウラニボルク。以降ウラニボルグと表記する)」が爆破されるようになっていた。
; アリアバート・タイタニア
: 声 - 近藤隆
: 27歳。上将。主に軍事を担当している。世間では次期藩王候補の筆頭に名が挙がる。四公爵の中ではリディアから好意的に、イドリスから悪意を込めて「いい人」「善人」と評される温厚な性格。白っぽい光沢をおびた金髪、青灰色の瞳、端正ではあるが没個性と評される容姿の持ち主。当然五家族当主に相応しい才幹を備えており、「軍事のアリアバート」と呼ばれるほどの、軍事面で四公爵中随一の実績を有する。また、ジュスランやイドリスには劣るものの事務や政務も過不足無く処理できる能力を持つ。人格、能力共に均整が整いすぎているため、五家族当主内では「欠点の無い優等生」として映ってしまうのか過小評価される傾向があった。しかしファン・ヒューリックに対する2度の敗北をきっかけに柔軟性、器量といった次期藩王に相応しい才覚を示し始める。乗艦は『ゴールデン・シープ』。
: 私生活はほとんど描かれなかった。かつて、エドナ・フレデリックスと恋愛関係にあったが、エドナが軍務を優先したために関係は自然消滅。その後、エドナがジュスランの座乗艦『アウストラ』艦長に就き再会したことから再び関係を持つようになる。
: 四公爵の中では最もジュスランと仲が良く、彼に意見を求めることが多い。ジュスランとは、表向きは母親同士が姉妹の従兄弟であるが実は異母兄弟でもあり、ジュスランの父が密かにアリアバートの母と肉体関係を結んだ結果、ジュスランと同年同月に生まれている。
: 戦術スタイルは戦力を充分に整え、教本とまで言われるような隙の無い兵法に則った戦い方をする。また堂々とした布陣で臨み、極力民間施設に被害が出さないよう努める。その愚直なまでの正道を貫く姿勢により常勝を重ねてきたが、当時無名であったファン・ヒューリックの邪道ともいえる奇策により、「完全武装のハイキング」とまで称したケルベロス星域会戦で完敗する。その後シラクサ星域会戦で失地回復の機会を与えられた際はジュスランの助言を聞き入れ、ファン・ヒューリックの奇策を用いた戦術で敵艦隊を圧勝、汚名返上を果たした。しかしザーリッシュの敗死後、ポニー(いんちき)戦争におけるファン・ヒューリックとの2度目の対戦ではまたも奇策に陥ってしまい再度の敗北を喫する。その際、命に別状はないが星間航行に支障をきたす負傷をした上、敗者のプライドに致命的な一撃を受けることになった。この負傷を理由に軍籍を返上し責任を取る形で全ての公務を辞職、最高意思決定機関である五家族会議からも辞任を表明するが、この辞任をきっかけにウラニボルグではアリアバートを擁護するジュスランと責任を問うイドリスの対立が表面化、以後実力行使も辞さない段階まで急速に悪化することになる。そんな中、ジュスランが自身の後任として惑星バルガッシュに出立直後、ウラニボルグ内で藩王アジュマーンの暗殺未遂事件が発生、ジュスランがその首謀者にされる。事の真偽を確かめるべくイドリスに画面越しで会談するものの、売り言葉に買い言葉でこの両者も即時に決裂、ジュスランと合流後イドリスを首謀者に仕立て上げる形でウラニボルグと敵対することになる。
: 旗下の全艦をもってウラニボルグの艦隊と対峙し、満足に指揮の執れないファン・ヒューリック、ウラニボルグから指揮するイドリスの艦隊を完膚なきまでに打ち破る。アジュマーンの命を受け停戦を告げに来たゼルファに撃たれ死亡。
; ジュスラン・タイタニア
: 声 - 岸尾だいすけ
: 27歳。上将。主に政治・外交(謀略や恫喝といった負の面も司る)を担当している。アリアバートとザーリッシュが軍事を担当しているため実戦経験は乏しいが、その知略と洞察力により「政治のジュスラン」と評されている。乗艦は『アウストラ』。
: 小説では髪と瞳は褐色で、容姿はアリアバートやイドリスに比べると劣っているとされる。「自分を買いかぶっている」としてそのつもりは全くないが、四公爵中、敵味方や内外問わず抜きん出た存在感を示しており他の公爵たちからも常に意識されている。
: 独身だがフランシアという愛人が1人おり、ザーリッシュに結婚の事で触れられた時にフランシアのことを思い浮かべているもののジュスランからしたら大人しくて物足りないとも思っており、また結婚は40歳までする気はないらしい。リディアの庇護者となっており、その事でアジュマーンからリディアとの関係を揶揄されているがジュスラン本人は自分自身には見出し難い未来を彼女に見出しただけで、リディアに恋愛感情はない。
: 世間でのジュスランの評価はその容姿や人柄から「タイタニアの良識派」と思われていがちだが、タイタニア一族らしく底意地の悪い一面も見せる。また、必要とあらばイドリスやザーリッシュさえ蒼白にさせるほどの苛烈な行いが出来ると自覚している。
: 世間では次の藩王はアリアバートであるという声が優勢だが、ジュスランが次期藩王に相応しいと考える者はアジュマーンのみならず存在する。本人は次期藩王争いからは一歩引いた姿勢をとっており、他の公爵の長所、短所を観察し、誰が相応しいかを常に考えている。公爵の中で自分に露骨に敵対意識を向けてくるイドリスは好意的ではなかったが、不仲と思わせる行動をとったことも無い。だが世間からはイドリスとジュスランは不仲であると囁かれていた。イドリスの弟であるラドモーズと自分の家で預かっているリディア姫とのトラブルや、反タイタニア勢力がタイタニアの内乱を期待して流した嘘情報をジュスランが五家族会議でとりあげたため、イドリスから露骨に敵視されるようになる。これがウラニボルグ内の派閥抗争に発展する。アリアバートがファン・ヒューリックとの2度目の対戦で敗北・重傷を負い軍の指揮権を返上した為、惑星バルガシュへ赴き軍を撤退させる任に就くことになるが、ジュスランが出発した直後藩王アジュマーンの暗殺未遂事件が発生。その主犯としてジュスランの名前が挙がった為ウラニボルグを追われる立場となり、やむなくイドリスを主犯格に仕立て上げる形でウラニボルグと敵対する道を選ぶ。
: ジュスランはタイタニアの内乱は、裏でアジュマーンが糸を引いているのではないかと疑っている。ただ「中興の祖」の考えにはいたっていない。
: ウラニボルグとの決着をつけた後は、アジュマーンを退位させてアリアバートを藩王とした後、彼の補佐となり、タイタニアの権益を少しずつ廃していき、かつてのようなささやかな一貴族に戻すことを望んでいたが、アリアバートを亡くし目的を見失う。
: アジュマーンと直接対決をすべく乗り込んだウラニボルグ内で、アジュマーンの電磁鞭を受け、失明。アジュマーンを撃つことには成功するも、その後の「天空の城(ウラニボルク)」崩壊時に膝から下を失い、フランシアと共に表舞台からは姿を消す。
: アニメ版では声の出演の一番上にクレジットされており、タイタニア側の主人公的役割が強い。
; ザーリッシュ・タイタニア
: 声 - 武虎
: 26歳。主に軍事を担当している。タイタニア屈指の猛将。配下に謀略家がいれば国家を打ち建てる能力の持ち主と言われるが、実際には粗野で思慮の足りない猛将タイプの軍人ばかりが配下に揃っていて、それが弱点とされる。顎ひげのせいでジュスランやアリアバートよりも年長に見えるが実際は1歳年下である。乗艦は『タイフーン』。
: 多数の美人を愛人として囲っており戦場へも連れて行く。部下からは「英雄的な言動の一つ」と解釈され、羨望や尊敬の対象となっている。
: 戦闘では、敵を正面から押し潰すことにこだわっている。猪突猛進型の典型のように思われているが、実際の戦闘では突撃に最大限の効果が出るよう戦力を配置し、状況の変化に合わせてこまめに配置転換を行うなど尋常ならざる指揮を執っている。勇猛な戦いぶりから初代藩王ネヴィルの再来と言われ、本人もそう呼ばれることに喜びを感じている。
: ザーリッシュに仕えている軍人たちは彼を絶対的存在と考えており、忠誠心に厚い反面主体的な判断力に欠ける者が多い。バルガシュ正規軍との砂漠での戦闘中に旗艦タイフーンが撃沈された時、ザーリッシュを護るため自らの船を盾にしようとした艦が続出して隊列が乱れたことと、ザーリッシュに代わる人材がおらず指揮官を欠き統制を失ったことで、ザーリッシュ艦隊は壊滅する。
: 弟アルセスを嫌いぬいているものの母テリーザには甘く、アルセスの死に取り乱すテリーザをなだめるためファン・ヒューリックの逮捕に全力を注ぐようになる。ヒューリックを追ううちに次第に感情の起伏が激しく理性と自制心に乏しいという短所が露となり、さらに家庭の不和に由来する判断ミスなどが重なり、そこを突かれて敗死する。
: アニメ版ではアルセスを嫌ってはいるが、不仲というほどではない。また、短慮で粗雑な言動が目立つ。
; イドリス・タイタニア
: 声 - 吉野裕行
: 24歳。上将。ヴァルダナ帝国近衛軍団司令官であり、エストラードの死後は軍務大臣を兼任する。ウラニボルグで主に内政を担当してきたため実戦経験は乏しい。四侯爵の中で最も上昇志向が強く、次期藩王の座を狙っていることを隠そうともせず他の三公爵を露骨に敵視しているが、最年少ということもあり次期藩王候補としては最後に名が挙がる。乗艦は、アニメ版では『ファイアー・バード』。小説版ではウラニボルグ内から指揮を執っており、乗艦していない。
: 容姿はアリアバート以上の秀麗さであり才気も備えているが、常に傲岸不遜な態度で何かといえば他人相手に波風を立て、ヴァルダナ皇帝からも憎悪されている。この性格は、前当主の父(アニメ版ではセオドアという名前)が宇宙船事故による傷の痛みを紛らすため阿片中毒者になった状況を見ながら育ったことで形成された(アニメ版ではそのような描写は無く、年齢を理由に当主になれなかったことや、事故の後遺症で衰弱していく父を見ながら育ったこと、またそれらをバネに現在の地位に伸し上がった経験等によるものとなっている)。
: イドリスはアリアバートとザーリッシュは藩王争いのライバルと見ているが、ジュスランだけは藩王位争いのライバルとは努めて意識していない。それは二人の公爵は戦争で華々しい武勲を挙げているが、ジュスランは何の功績も挙げていないためである。しかし、会議でアジュマーンが最後に意見を求めるのは必ずジュスランであり、彼の意見をアジュマーンは最も尊重しているように感じており、そのことに苛立ちを覚えている。
: 異母弟のラドモーズとリディア・バルアミーの事件や、また反タイタニア勢力がタイタニアの分裂を期待して流した嘘情報をジュスランが四公爵会議で取り上げたことで、ジュスランを敵視するようになる。
: 他人の能力を信じておらず、最終的に自分で直接実行しなければ納得がいかない。部下を信じず、育てる努力をしなかったため、有能で信用の置ける部下が全くいない。13歳の末弟ゼルファは彼を尊敬しているが若年で腹心と頼むわけにはいかず、不満があっても弟のラドモーズを引き立てるしかなかった。
: アリアバートとは対照的にアジュマーン暗殺未遂事件以降、藩王に近い位置を占めるにつれて柔軟性と器量の不足が目立ち始める。しかしながら部下の進言を聞き入れようと努力するなど成長の兆しも見える。
: アリアバート、ジュスラン連合に対し、囮としてファン・ヒューリックを指揮官にザーリッシュの残存艦隊でエルビング王国討伐を命じるが、アリアバートは全艦をウラニボルグへ向かわせることとなり、直接対決することになる。ファンが十全な指揮を執れなかったこともあり、アリアバートの艦隊指揮に終始押され、数の優位も活かせず惨敗する。
: 政治的手段としての女性関係はあるが、これと決まった相手はいない。テオドーラ・タイタニアと何度か関係を重ねている。
: アジュマーンがラドモーズを巨艦「黒太子」の指揮官に命ずるなどの措置から次第に離反し、ヴァルダナ皇帝からイドリスの爵位や地位を全て剥奪されるに至って、アジュマーンを討つことを決意。ウラニボルク内部で同じくアジュマーンを撃つこと目的とするジュスランらと共闘する中で、最もタイタニアを愛していたのがイドリスであったことが判明する。アジュマーンを追いつめるも、返り討ちにあい死亡。
: アニメ版では味方の足を引っ張り部下を使い捨てるなど狡猾で冷酷な策士として描写されているが、プライベートでは意外な弱さも見せる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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