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地場 衛(ちば まもる)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。 声優は、テレビアニメが古谷徹〔『劇場版美少女戦士セーラームーンR』の幼少時代は緒方恵美が担当した。〕で、新作アニメCrystalが野島健児。実写ドラマ版は渋江譲二が演じた。 北米名はDarien Shields(ダリアン·シールズ)。 == 人物 == 月野うさぎの恋人で、タキシード仮面としてセーラー戦士達を助け、陰に日向に守っている。黒髪(テレビアニメでは演出によって髪色が変わっていることが多い)で、長身の好青年。原作と新作アニメCrystalでは時々眼鏡をかけており、原作ではピアスを付けているイラストもある。テレビアニメでは黒一色のハイネックに、緑一色のジャケットを着ていることが多い。原作と新作アニメCrystalではエリート高校「私立元麻布高校」の生徒であり(実写版では高校名は不明)、原作では第四期から「KO大学」へ進学。テレビアニメ版では初めから麻布工業大学生となっている。 全てのメディア第一期前期において、うさぎを「おだんご頭」と呼び、うさぎには「あいつ」「あんた」と呼ばれ、反目しあっていた(テレビアニメではうさぎがいないときなどは「うさぎ」と呼び捨てにする)。原作第一期中盤ではお互いに変身後の正体を明し、恋人同士となってから第二期では「うさこ」、第三期からは「うさ」呼び、うさぎからは第一期中期からラストまで「まもちゃん」と呼ばれる。テレビアニメでは第一期から第二期前期まで「うさぎ」と呼び、「衛さん」と呼ばれる。また、第二期後期以降からラストまで「まもちゃん」と呼ばれる。実写では「うさぎ」と呼び、「衛」と呼ばれている。また、テレビアニメやミュージカル版ではタキシード仮面の時は「様」付けで呼ばれていることが多い。地場衛としての一人称は「オレ」だが、タキシード仮面の時は基本的に「私」となる。 初期はクールでやや意地悪な性格をしており、うさぎをからかってばかりいたが(特にテレビアニメではうさぎと会うたびに嫌味を言ったり、いつも喧嘩をしていた)お互いの正体を知り、恋人となってからはシリーズを重ねるごとに温厚になり、真面目で面倒見のいい性格になった(実写ドラマではベースとなっているのが第一期のみである為、基本的に性格の変化はあまり無い)。ちびうさが登場してからは父親としての包容力も出て来たが、うさぎやちびうさのワガママに振り回されることもある。 ルックスがいいので男女問わず非常にモテる(そのため、原作・アニメではうさぎに嫉妬されることも多い)。事実上、エンディミオン時代ではプリンセス・セレニティの他にセーラープルート、クイン・ベリルから想われており、地場衛としてもうさぎやちびうさの他、テレビアニメでは火野レイ、『Supers』編に登場する同級生の沙織、果ては敵である銀河夏美ことアンやデッド・ムーンのフィッシュ・アイから一時好意を向けられており(特にテレビアニメ版ではレイとは一時期交際していた)、実写版では中盤まで婚約者として日下明菜がいた。劇場版では水野亜美に「男の人からもモテるのね」と言われていた。 原作の設定として、透視、ヒーリング、チャネリングといったサイコメトリー(超能力)を持つ。高校ではスポーツ万能で学内での成績も優秀な為、校内の後輩たちからの憧れの存在となっている(特に後輩の浅沼一等からは慕われている)。実写版では学校卒業と共に上記の日下明菜と途中ロンドンへ留学しようとするなど、オリジナルの設定が追加されていた。テレビアニメと実写版では同級生の古幡元基と親しい。 全てのメディアにおいて高級マンションで一人暮らしをしており、テレビアニメではアルファロメオ・SZとBimota Tesi 1Dを愛車としており、たびたび画面にも登場している(テレビアニメの劇中ではビモータ・テージ1Dで二人乗りするシーンが見られるが、実際にはTesi 1Dはシングルシーターであり二人乗りには対応していない)。実写版では幼馴染みである日下家の援助で生活しており、バイクを愛車としている。原作や新作アニメCrystalでは高校へはバス通学している。 当初タキシード仮面に変身していたのは「幻の銀水晶」を探すためであったが、原作とアニメ版ではそれについてより詳しい説明がなされている。衛は幼少時に自動車事故で両親を亡くし、自らも記憶喪失になった。それから衛は「幻の銀水晶を、お願い・・・」と語りかけてくる女性(プリンセス・セレニティ)の夢を見るようになり、気づけばタキシードを着て夢遊病者のように夜の街を「幻の銀水晶」を探して徘徊するようになっていた(実写版では記憶喪失になった後にプリンセス・セレニティが「幻の銀水晶を、お願い…」と語りかけている夢を見てからタキシード仮面に変身して銀水晶を探すようになる)。 === 前世・未来 === 前世は地球と太陽を守護星に持つ地球の王国ゴールデン・キングダムの王子、プリンス・エンディミオンで、月の王国シルバー・ミレニアムの王女プリンセス・セレニティ(うさぎの前世)とは恋仲であった。だがベリルや地球の人々がメタリアに操られて月に侵攻してきた際、セレニティを庇って命を落としてしまう。その後クイーン・セレニティの「幻の銀水晶」の力で転生し(原作、アニメの設定)、現在の地場衛として生まれ変わった。また、ダーク・キングダムの四天王は前世では彼に仕える部下であった(テレビアニメではその設定は無い)。 未来ではネオ・クイーン・セレニティ(うさぎ)の夫となり、クリスタル・トーキョーの王キング・エンディミオンとなる。幻の銀水晶の影響で不老長寿となり、ネオ・クイーン・セレニティとの間にスモール・レディ(ちびうさ)が誕生している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「地場衛」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tuxedo Mask 」があります。 スポンサード リンク
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