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タケノコ : ウィキペディア日本語版
タケノコ

タケノコ(竹の子、筍、英名:bamboo shoot)は、イネ科タケ亜科タケの若を指し、日本や中国などで食材として利用されている。夏の季語。〔広辞苑第5版〕〔『俳句歳時記 第4版』、 角川学芸出版、2008年、ISBN 978-4-04-621167-5〕
== 概要 ==
地下茎(根茎)はごとにと芽を備え、主に3 - 4年目の芽が温帯では春先に、熱帯では夏に伸長を始める。その速さは次第に増し、地表に顔を出す頃は日に数センチ程度だったものが、10日目頃には数十センチから時には1メートルを超えるなど、ツル性を除く被子植物のうち最も成長が速いとされる。タケノコにうっかり帽子を掛けたまま1日たつと取ることができなくなっている場合があるともいわれる〔 管野浩編 『雑学おもしろ事典』 p.69 日東書院 1991年〕。この様に昼夜を問わず伸びるのがとても速いことから、一種の民間語源として、漢字の「筍」は10日間を意味する「」から来ている、などと言われることもある。ただ、2 - 3か月程度でその成長は止まる〔。やがて若竹となって皮を落とすが、高さや太さはそれ以上変化せず硬化が進み、成竹となって10年ほど生きる。
タケノコは地中にあるうちに節が全て(孟宗竹で約60)形成され、根に近い節から順に伸長してゆく。節の数については、同じ地下茎ならみな同じとの調査結果がある。
また、固いタケノコの皮(稈鞘)は柔らかい本体(稈)を保護するだけでなく、節の成長を助ける役割を持っているため、若竹の皮を取るとその節の成長は止まってしまう。
地上に顔を出してから間もなく成長が止まり、そのまま枯れて腐ってしまう、止まりタケノコと呼ばれる現象があり、その数は全体の半数から7割に達するという。すなわち、タケノコは過度に採取しなければ、竹林の成長に影響しない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「タケノコ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bamboo shoot 」があります。



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