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タコマ級フリゲート[たこまきゅうふりげーと]
タコマ級フリゲート () は、第二次世界大戦期にアメリカ合衆国で建造された哨戒フリゲート(パトロール・フリゲート)の艦級。 == 来歴 == 大西洋の戦いの緒戦段階で護衛艦艇の不足に直面したアメリカ海軍は、1941年、イギリスよりフラワー級コルベットの提供を受けてアクション級コルベットとして運用していた。フラワー級コルベットは性能面で制約が大きかったことから、イギリスにおいては新設計のリバー級フリゲートが1942年より就役しはじめており、同年12月には、カナダで建造された2隻〔「アッシュビル」、「ナッツェツ」の2隻。「アッシュビル」は当初はイギリス海軍艦「アドゥーア」、のちにはカナダ海軍艦「ナドゥーア」と命名されており、完成までに国籍が三転したことになる。なお「ナッツェツ」のカナダ海軍艦としての艦名は「アナン」。〕がアメリカ海軍に提供された。当初、このアッシュビル級はコルベット(PG)として種別されていたが、1943年4月にはフリゲート(PF)に艦種変更され、アメリカ海軍初のフリゲートとなった。 アッシュビル級は、備砲や機銃、対水上レーダー等はアメリカ海軍の備品に改めて竣工していたため、イギリス、アメリカ、カナダの3カ国の装備を混載する形となっていた。このことからアメリカ海軍は、このアッシュビル級、すなわちリバー級の設計をもとに、装備を全面的にアメリカ式に切り替えるなどの改正を加えたフリゲートの整備を計画し、これによって建造されたのが本級である。なお本級の建造が順調に進展したことから、当初計画されていたアッシュビル級8隻の取得は中止され、これらはすべてリバー級として英海軍で就役した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タコマ級フリゲート」の詳細全文を読む
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