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タタル部[たたるぶ]
タタル部(塔塔児、Tatar)は、モンゴル帝国以前にモンゴル高原東部に存在したモンゴル系遊牧民族。『元史』などでは塔塔児、『集史』ではQaum Tātārと記される。チンギス・カンによって滅ぼされたが、その名は遊牧騎馬民族の代名詞となり、ヨーロッパに広まってタタールと呼ばれるようになる。また、オングト部が「白韃靼」と呼ばれたのに対して「黒韃靼」とよばれた〔南宋の使節趙珙の報告書『黒韃備録』『黒韃事略』より。〕。 ==歴史==
===起源=== タタルの起源はモンゴル同様、6世紀から10世紀にかけて中国東北部に存在した室韋族であり、8世紀に突厥によって刻まれた『オルホン碑文』にある「三十姓(オトゥズ)タタル Otuz Tatar」もこれにあたる。〔村上 1970,p68〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タタル部」の詳細全文を読む
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