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タパイ(Tapai)はマレーシアの醸造酒および発酵食品。タペ(tape)とも呼ばれる〔。ボルネオ島北部のサバ州で作られ、壺酒として飲んだり甘酒状のスナックとして食べる事もある。 == 概要 == 粳米を蒸し煮し、直径1cmほどに丸める〔。もち米や黒米、キャッサバを用いる事もあり、キャッサバなら皮をむいて煮る。米1kgに対して約3個のラル・バタイと呼ばれる餅麹を砕いて散布し、軽く混合してから甕に入れて蓋をする〔。サバ州の25 - 35°Cの気温で2日ほど経つと米の形が崩れ始め、発酵によりガスが発生する〔。スナックとする場合は、この段階で食べる。さらに液化が進み、1週間ほどでタパイが完成となる〔。色調はやや黄色く〔、アルコール度数は20%ほどである。 壺酒として飲む場合は、タパイの入った甕に水を注いで1 - 2時間置き、底まで届く長いストローを差し込んで回し飲みする。また、タパイを蒸留してハーブの根などを加えた蒸留酒も祭礼などで飲まれる〔。食用とする場合は、バナナの葉で包んで屋台などでも販売される〔。タパイを乾燥させた落雁のような菓子もある〔。 File:Penampang Sabah Kaamatan-Drinking-of-Tapai-01.jpg|壺酒としてタパイを飲む File:Tapai peuyeum Pasar Baru.JPG|甘酒状のタパイ File:Es Doger 1.JPG|アボカドやコンデンスミルク、ココナッツミルクなどを混ぜた File:Tape Kng 070609 230 tdp.jpg|の葉で包んだタパイ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タパイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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