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タピオラ : ウィキペディア日本語版
タピオラ

シベリウスの交響詩『タピオラ』作品112は、1925年に完成された。作曲は、交響曲第6番交響曲第7番とほぼ同時期に進められた。初演は 1926年12月26日、ニューヨーク交響楽協会コンサートで、ウォルター・ダムロッシュの指揮による。
緻密な構成と完成度から、シベリウスの交響詩の最高傑作とされる。
== 概要 ==
タピオラとは、フィンランドを代表する叙事詩カレワラ」に登場する森の神タピオの領土という意味である。ただし、この神は「カレワラ」中に直接登場するわけではなく、呪いや呼びかけの対象としてのみの存在である。従って『タピオラ』は、『4つの伝説曲』や『ポホヨラの娘』のように「カレワラ」中の物語を表現した作品ではなく、より抽象的なフィンランドの森の雰囲気を表現した作品とみるべきである。
出版譜には、ドイツ語英語フランス語で以下の4行の散文が掲げられている(以下は英語版)。
: Wide-spread they stand, the Northland's dusky forests,
: Ancient, mysterious, brooding savage dreams;
: Within them dwells the Forest's mighty God,
: And wood-sprites in the gloom weave magic secrets.

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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