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タリファ()は、スペイン、アンダルシア州カディス県の都市。イベリア半島最南端にある。 == 概要 == 町はコスタ・デ・ラ・ルス(:en:Costa de la Luz、日光海岸)に面し、ジブラルタル海峡を挟んでモロッコと対峙している。夜にタリファの明かりが対岸で確認できるほどである。ヨーロッパ大陸の最南端であるタリファ岬も自治体内に含まれる。 タンジェ=タリファ間をフェリーの定期便が往復しており、およそ20km北東のアルヘシラスとの間をバス路線が結ぶ。セビリアはおよそ200km北にある。タリファ近郊の海岸には、アフリカ大陸からの不法移民がしばしば上陸する。 タリファは夏期の間人気のある観光地である。日照時間が長く、小さな町でフレンドリーな雰囲気があることから、多くの子供の野外活動や、夜には大人たちの催しが開かれる。近年、北欧の人々が夏を過ごす人気の場所となっている。 タリファ港近くに、保存状態の良い城、グスマン城(タリファ城とも)がある。この城は、1296年にアロンソ・ペレス・デ・グスマン(メディナ・シドニア公家の先祖)が息子をムーア人の捕虜にされても開城を拒んだことで知られている。タリファの海岸は、海峡の強風が吹くためウィンドサーファーやカイトサーファーに人気がある。このために、タリファは100もの風力発電のタービンが点在する。また、春と秋にジブラルタル海峡を渡るコウノトリなど、渡り鳥観察に適した場所でもある。14kmの幅がある海峡では、クジラ・イルカの観察もできる。 タリファは時に、タリフ(tariff)という言葉の発祥の場所とされる。これは港のドックを利用する商人に対して課金する、史上初の港であったからである。また別の説もあり〔Chambers Dictionary of Etymology, New York, 1997, ISBN 0-550-14230-4〕、アラビア語の''ta'rïf''を語源とすると指摘するものがある。タリファという名前そのものは、ベルベル族の戦士タリフ・イブン・マリクから生じたものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タリファ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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