|
『タルカス』 (Tarkus) は、イギリスにおいて1971年5月に、アメリカにおいて1971年6月14日に発売されたエマーソン・レイク&パーマーのセカンド・アルバム。 == 解説 == 全英1位・全米9位を記録した。ELPとしては唯一のチャート1位獲得作品である。 ELPにとっては、『展覧会の絵』(1971年)、『恐怖の頭脳改革』(1973年)などと並び、代表作のひとつに数えられる。 表題曲である「タルカス」は、20分を超える壮大な組曲になっている。想像上の怪物・タルカスが火山の中から現れ、地上のすべてを破壊し尽くし、海に帰っていくというストーリーになっている。アルバム・ジャケットに描かれている生物がタルカスであり、アルマジロのような体に戦車が合体しているという、非常に風刺的なイラストである。また、組曲内の楽曲のタイトル「マンティコア」は、後にELPが設立するレーベルの名前にもなっている。当初グレッグ・レイクはこの作品のコンセプトに興味を抱かずに、キース・エマーソンに「ソロでやれば?」と冷たく言い放ったというエピソードがある。 ライナーノーツでは、キース・エマーソンが「タルカス(Tarkus)とは帰宅途中に突然閃いた単語であり、特に意味は無く、辞書を調べても分からなかった」と述べている。 その他には、小品といった楽曲が並んでいる。「The Only Way」や「Infinite Space(限りなき宇宙の果てに)」にはプログレッシブの要素が強く表れているが、「Are You Ready Eddy?」などは完全なロックンロールの作品である。この曲はレコーディングエンジニアをからかった内容と言われている。そのエンジニアとは、後にイエスのプロデューサーとして有名になるエディ・オフォードである。 作曲はメンバー3人で協力しているが、作詞はグレッグ・レイクが行っている。プロデュースもレイクが担当している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タルカス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|