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タングステン酸[たんぐすてんさん]
タングステン酸(たんぐすてんさん)とは、三酸化タングステン(酸化タングステン(VI)、WO3)の水和物の形をとる6価タングステン化合物の総称であり、タングステンを含むオキソ酸に当たる。一水和物(WO3・H2OあるいはH2WO4)、二水和物(WO3・2H2OあるいはH4WO5)などがある。 固体の結晶構造は、タングステン原子に酸素原子が八面体配位した形を基本単位とする。さらに一部の酸素が単位間で共有され、あるいは水分子が挿入されて結晶構造を作る。水に不溶であるが、アルカリ性水溶液には溶け(WO42-イオンを形成)、アルカリ金属などと塩(タングステン酸ナトリウムなど)を作る。天然には、灰重石(タングステン酸カルシウム)や鉄重石(タングステン酸鉄)などのタングステン酸塩鉱物があり、それらの風化産物として重石華(WO3・H2O)、メイマカイト(WO3・2H2O)、加水重石華(H2WO4)などのタングステン酸鉱物が存在する。 ==利用法== 繊維製品における媒染剤や染料として使用される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タングステン酸」の詳細全文を読む
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