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タンデム翼機(タンデムよくき、Tandem wing aircraft)とは固定翼機のうち、主翼を2枚、機体の前後両方に備えた形態のものである。串型機(くしがたき)ともいう。前の翼も後の翼も共に揚力を担う。重航空機の揺籃期にはしばしば設計され、或いは実際に製作もされたが、ライト兄弟の時代以降ではほとんど見られない。殊に実用機においては希である。 タンデム翼を備えた機体としては、ライト兄弟に飛行機開発競争で敗れたサミュエル・ラングレーの「エアロドローム」系列が有名である(「エアロドローム」のように、前後の主翼に加えてさらに尾翼を持つ機体も、通常、タンデム翼機と称する)。 ==構造== ===特徴=== *前後の翼の面積がほぼ等しい。 *前後の翼がほぼ同じだけの揚力を担う。(尾翼でも揚力を発生させる設計の飛行機が無いわけではないが、その場合、担う揚力は主翼によるものが圧倒的に大きい。) *安定性・操縦性を確保するため、さらに尾翼を持つ場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タンデム翼機」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tandem wing 」があります。 スポンサード リンク
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