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タントラ
タントラ(तन्त्र ''Tantra'')とは、織物を意味するサンスクリットで〔Norbu, p. 49 〕、インドに古くから伝わる宗教の聖典(経典)のこと。さらには実践行法に関する規則、神を祀る次第や具体的方法も含む〔『チベット密教の本』 p.168〕。タントラの考えはヒンドゥー教、ボン教、仏教、ジャイナ教に共通して存在する。タントラはさまざまな形で南アジア、チベット、モンゴル、中国、韓国、日本、カンボジア、ミャンマー、インドネシアに伝わった〔White (2000), p. 7〕 。 == インド密教 == 8世紀、ブッダグヒヤは大日経の解説書である『大日経広釈』の中で、タントラを所作、行、ヨーガの3種に分類している。また、10世紀に成立したと考えられる『智金剛集タントラ』においては大ヨーガ、両、行、所作、儀軌の5つに分類している〔立川(1999) p.110〕。 また、11世紀には後にチベットに訪れたアティーシャが所作、行、儀軌、両、ヨーガ、大ヨーガ、無上ヨーガ(無上瑜伽タントラ)の7種に分類している。この分類はインドの経典においては最も一般的なものであるが、他にもさまざまな分類が乱立しており、学者の間で統一された分類というものはない〔。
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