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ターナー賞[たーなーしょう]
ターナー賞(ターナーしょう、Turner Prize)は、50歳以下のイギリス人もしくはイギリス在住の美術家に対して毎年贈られる賞。19世紀イギリスのロマン主義の画家J.M.W.ターナーの名にちなむ。 国立の美術館・テートが組織する賞で、毎年春に、顕著な活躍をしているイギリスの美術家の中から4人がノミネートされる。ノミネート者の作品が展示されるターナー賞展は、毎年晩秋から冬にかけてロンドンのテート・ブリテンで(2007年は欧州文化首都を記念してリバプールのテート・リバプールで、2011年はゲーツヘッドのバルティック現代美術センターで)開催され、会期中にターナー賞受賞者の発表および授賞式典が行われる。 == 歴史 == ターナー賞は1984年に開始されたがさほど世間の関心を集めず、1990年にスポンサーの撤退でいったん中止された。テートの館長であるニコラス・セロタ卿(Nicholas Serota)が1991年にノミネート者の年齢制限やテレビ局との協力など大きく見直しを行って以来、ターナー賞は刺激的な若い作家が多数受賞するイベントとなり、世界の美術業界だけでなく普通のイギリス国民にも注目される美術賞となってきている。2000年代に入りコンセプチュアル・アーティストが受賞する傾向があるが、作品の媒体は限られておらず、画家や彫刻家もこれまでに受賞している。 2004年以来、賞金は4万ポンドとなっていたが、2008年は2万5000ポンド。毎回異なったスポンサー企業がついているが、1990年代からはテレビ局のチャンネル4やジンで有名なゴードンズが常連となっている。授賞式はチャンネル4で中継され、ミュージシャンや俳優、文化人などの有名人が多数出席し各メディアで大きく報じられる。賞も有名人から授与される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ターナー賞」の詳細全文を読む
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