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ターリク・イブン・ズィヤード : ウィキペディア日本語版 | ターリク・イブン・ズィヤード
ターリク・イブン・ズィヤード( Ṭāriq ibn Ziyād 生年不詳 - 720年)は、イベリア半島を征服したウマイヤ朝の軍人。 ==生涯==
ターリク・イブン・ズィヤードの前半生はほとんど不明だが、北アフリカのベルベル人とされる〔Ibn Khaldoun: ''History of the Berbers and the Muslim dynasties in northern Africa,'' ed. Berti, Algiers, 2003, p. 230, ISBN 9961690277〕。 ズィヤードはウマイヤ朝のカリフであるワリード1世に仕え、モロッコに駐屯していたが、711年4月29日にイベリア半島に上陸した〔The preaching of Islam: a history of the propagation of the Muslim faith By Sir Thomas Walker Arnold, pg. 259〕。この上陸地点はアラビア語では彼の名にちなんで、ジャバル・タリーク(ターリクの山、جبل طارق Jabal Ṭāriq)と呼ばれ、スペイン語のジブラルタルの語源となっている。 上陸後、ズィヤードは船団を燃やし、不退転の覚悟を示したといわれる。7月19日に西ゴート王国の王ロデリックをで敗死させ、イベリア半島を征服した。征服後、知事に任命されたが、間もなくダマスカスに召喚され、そこで余生を終えた。
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